検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

脳の科学

科目
脳の科学
区分
自然科学科目群
授業コード
50147
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 木/78
単位数
2単位
担当者名
鮫島 和行
授業の概要
脳は人間の知性を生みだす臓器として誰もが必ず持っている。その働きはこれまでの科学で解明されてきた部分もあるが、今なお謎も多い。本講義では、脳についての科学的な知見や、脳を科学的に解明する方法・手法やその考え方などを学ぶ。
到達目標
脳についての基礎知識、また脳を科学的に調べること、科学的な考え方、脳科学と社会との関わり、等を習得する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
総論 「脳の科学」講義で学ぶ内容について概説する。
第2回目
脳の構造 脳の構造と機能局在について解説する。小テストを行うので復習をしっかりやっておくこと
第3回目
神経細胞の構造と性質 脳の情報処理の基本単位を担う神経細胞の構造・性質、その機能と情報処理との対応付けについて解説する。小テストを行うので復習をしっかりやっておくこと
第4回目
神経回路の構造と性質 神経細胞が複雑につながりあっている神経回路、その性質、情報処理としての意味付けを解説する。小テストを行うので復習をしっかりやっておくこと
第5回目
感覚入力 視覚系を例に感覚情報処理過程は脳でどのように行っているのか?、その外界の情報をどのように表現しているのか?、等を解説する。小テストを行うので復習をしっかりやっておくこと
第6回目
知覚と感覚 外界を知覚するとは、感覚が入ってくることとはどのように異なるのか?脳で知覚されるとはどういうことなのか?などを解説する。小テストを行うので復習をしっかりやっておくこと
第7回目
運動の制御 手や足を動かす時、脳はどのような指令を送っているのか?主に大脳皮質の運動関連領域とその情報表現について解説する。小テストを行うので復習をしっかりやっておくこと
第8回目
行動の制御運動をする前に、運動の準備をするための情報処理とは?主に高次運動領域の機能について解説する。小テストを行うので復習をしっかりやっておくこと
第9回目
記憶と学習過去経験したことを未来の行動に役立てる記憶・学習の分類とそれらを担う脳との関係を解説する。小テストを行うので復習をしっかりやっておくこと
第10回目
報酬と情動「うれしい」こと「かなしい」ことは、なぜ感じるのか?外界からの特定の入力が脳にとって「うれしい」報酬となりえるのはどういうときなのか?報酬に関わる脳部位、主に前頭前皮質・大脳基底核の機能について解説する。小テストを行うので復習をしっかりやっておくこと
第11回目
脳の性差男脳と女脳は異なるのか?異なるとすればがどのよう異なるのか?遺伝と脳の発達・形成、下垂体とホルモンが脳に与える影響などを解説する。小テストを行うので復習をしっかりやっておくこと
第12回目
脳の発達「三つ子の魂百まで」は本当か?早期教育が脳の発達に与える影響は?頭の良さは遺伝か環境か?「臨界期」とは?脳の発達における遺伝の影響、外界入出力の影響について解説する。小テストを行うので復習をしっかりやっておくこと
第13回目
意識と意思決定私は、今何をしているのか?、何を見ているのか?何を聴いているのか?知覚的意識と感覚との違いは何か?目的をもった行動・注意と知覚意識の関係。など、ヒトが持つ意識と意思決定に関する最新の研究などを紹介する。小テストを行うので復習をしっかりやっておくこと
第14回目
脳科学の応用と倫理脳の信号からロボットを直接動かすことによる神経義手(義足)技術、脳から信号を取り出す神経デコーディング。脳科学が社会に与える影響、応用とその倫理的な側面を紹介する。小テストを行うので復習をしっかりやっておくこと
第15回目
まとめテストを行うので復習をしっかりやっておくこと

教科書
特になし。
参考文献
授業で随時紹介する
成績評価方法
レポート・出席・小テストの総合で評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/01/2008
検索トップページ担当別50音一覧