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心理言語学

科目
心理言語学
区分
比較文化学科科目群
授業コード
62090
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 金/34
単位数
2単位
担当者名
松本 博文
授業の概要
言語の産出・理解および獲得・喪失といった視点から、心理言語学の研究分野を概観する。言語知識の特徴についても触れながら、それを実際に使用する(運用する)、また獲得する(または喪失する)とはどういうことなのかを、理論モデルを参照しながら考える。また、レキシコンの問題にも触れる。これらを通して、言語から我々の「こころ」のメカニズムを探る手がかりを探求する。
到達目標
授業で扱う心理言語学の概念・用語・手法・理論モデルなどを理解できるよ うになる。また、心理言語学における問題の所在をを客観的・科学的に分析するための基礎を固める。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
イントロダクション
心理言語学概観
コース概観
心理言語学の研究課題
心理言語学では何が研究対象となるのかを、授業に先立って推測しておく。
<以下の全授業に共通>
授業のフィードバックを、毎回次の週の金曜日午後11.00時までにBlackboardに書き込むこと。
第2回目
言語産出(1) 言語産出の諸問題/言語産出のモデル/言い間違い(1)<以下の全授業に共通>
前回の授業内容を復習するとともに、理解が足りない部分があれば質問を用意しておく。また、今回の授業で扱う内容について今までの自分の(関連)知識を整理し、何が問題になるのか考えておく。
第3回目
言語産出(2) 言い間違い(2)
第4回目
言語産出(3) 聴音
第5回目
レキシコン(1) レキシコンの諸問題/レキシコンの構造(1)
第6回目
レキシコン(2) レキシコンの構造(2)/形態素処理とレキシコン
第7回目
言語理解(1) 言語理解の諸問題/言語理解のモデル/音(素)の理解/語の理解(1)
第8回目
言語理解(2)語の理解(2)/文の理解
第9回目
言語獲得(1)言語獲得の諸問題/言語の発達段階/クーイング/喃語/音素の獲得(1)
第10回目
言語獲得(2)音素の獲得(2)/語の獲得
第11回目
言語獲得(3)文の獲得/プラトンの問題/生特設/普遍文法
第12回目
言語障害(1)言語障害の諸問題/発達性言語障害(特定言語障害/ウィリアムズ症候群)
第13回目
言語障害(2)失語症/失語症と脳/脳の構造/神経言語学
第14回目
まとめ授業全体のまとめこれまで授業で扱ってきた内容を振り返り、整理し、分からない点があれば質問を用意しておく。
第15回目
期末試験期末試験期末試験に向けて、これまで授業で扱ってきた内容を十分に復習し、理解しておく。

教科書
なし
参考文献
橋田浩一他(1999)『言語の獲得と喪失』岩波書店./大津由紀雄他(1998)『言語科学と関連領域』岩波書店./寺尾康(2002)『言い間違いはどうして起こる?』岩波書店./Pinker, Steven (1994) The Language Instinct, William Morrow & Co.(椋田直子(訳)(1995)『言語を生み出す本能(上・下)』日本放送出版協会.)/Scovel, Thomas (1998) Psycholinguistics, Oxford University Press.
その他、授業時に随時指示する。
成績評価方法
期末試験(60%)、提出物等課題およびBlackboardへのフィードバック(40%)
そのほか受講者への指示/メッセージ
Blackboardを活用するため、操作に十分に慣れておくこと。


更新日:
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