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法律学(国際法を含む)

科目
法律学(国際法を含む)
区分
人間学科科目群
授業コード
20023
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 火/56
単位数
2単位
担当者名
宮崎 真由
授業の概要
本講義は、法は何であり、社会生活の中でどのような役割を果たすべきものかという問題について、正義、強制、道徳などと関連づけながら考える機会を提供することを目的とする。国際社会を含めた人間生活の諸局面で、法が果たす役割について考えるのに必要な知識を概括する。
到達目標
規律の対象とする社会領域の性質に応じて、法が様々な側面を見せてくれることを理解するとともに、人間生活の様々な側面に法がどのような仕方で関わりを持っているかを検討することで、法との関係における人間の在り方について考えてもらいたい。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
法へのアプローチ この授業の導入として、法がさまざまな側面を持つ現象であることを説明する。教科書の該当箇所を読んでおくこと。
第2回目
法とは何か 人が法とかかわる種々の場面を想起した上で、法源としての制定法や判例の仕組み、そして法的なものの考え方の特徴を説明する。教科書の該当箇所を読んでおくこと。
第3回目
法の機能 社会統制、紛争解決、活動促進など、現代社会において法が果たす様々な役割について説明する。教科書の該当箇所を読んでおくこと。
第4回目
日本の法制度と法文化 世界の主な法系について概括した上で、我が国の法継受や日本の法文化の特徴について説明する。教科書の該当箇所を読んでおくこと。
第5回目
法と強制 法と強制の関係についての諸説をみた後で、国の刑罰権の行使を規制する刑法とその基本的な考え方、刑罰の正当化について説明する。教科書の該当箇所を読んでおくこと。
第6回目
法と道徳 法と道徳の連関について検討する。法によって道徳を強制することの是非について、売春、同性愛などを例に、他者危害原理・不快原理その他の自由規制原理理論について検討を加える。教科書の該当箇所を読んでおくこと。
第7回目
法と正義(1) 現代の法において正義とはどのような意味を持つのか。その多義的意味を紹介した上で、現代正義論の動向について概括する。配布資料を読んでおくこと。
第8回目
法と正義(2)正義論の問題の一つとして、医療におけるインフォームド・コンセントを取り上げ、個人の自己決定と法の関係について説明する。教科書の該当箇所を読んでおくこと。
第9回目
法と社会生活法と社会生活・経済生活のかかわりとその歴史的変化を説明した上で、今日の契約法・不法行為法の基本原理と仕組みを解説する。配布資料を読んでおくこと。
第10回目
法と家族生活道徳規範の制度化ともいえる親族法・相続法について、その基本原理と特徴を説明した上で、民法が定める仕組みを説明する。配布資料を読んでおくこと。
第11回目
法の諸制度と人々裁判所と裁判の仕組み(民事裁判、刑事裁判)を説明した上で、法を動かす人々として、裁判官、検察官、弁護士等を取り上げる。教科書の該当箇所を読んでおくこと
第12回目
国際法とは何か国際法とは何かを説明するとともに、国際法の成立と発展の歴史を概括する。配布資料を読んでおくこと。
第13回目
国際法の法源と主体条約・慣習国際法等の国際法の法源および国際法の主体ついて概括する。配布資料を読んでおくこと。
第14回目
国際社会と裁判国際社会は国際紛争を解決するために、どのような手段を持つのか。国際司法裁判所・国際刑事裁判所の仕組み・手続き・役割を概括する。配布資料を読んでおくこと。
第15回目
総括本講義を総括する。

教科書
田中成明『法学入門』(有斐閣、2005年)
参考文献
成績評価方法
平常点および定期試験によって評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ


更新日:
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