授業計画 | テーマ | 内容 | 授業を受けるにあたって |
第1回目 | オリエンテーション | 「人間とは何か?」という問い/「人間」をめぐるさまざまな問題提起 | シラバスを確認しておく |
第2回目 | 「意志の自由」は幻想か?(1) | 現代脳科学者の「意志の自由」幻想論――G・ロート | われわれの意志は自由なのか否かを考えてくること。 |
第3回目 | 「意志の自由」は幻想か?(2) | 「意志の自由」幻想論への反論①―カント、ハーバーマス | 「意志の自由」幻想論への反論を考えてくること |
第4回目 | 「意志の自由」は幻想か?(3) | 「意志の自由」幻想論への反論②/科学的人間探究と哲学的人間理解 | 「意志の自由」幻想論への反論を考えてくること |
第5回目 | ハイデガーの人間存在論(1) | 石と動物と人間の違い/人間存在の独自性/「世界―内―存在」/人間存在と時間性 | 人間存在の独自性について考えてくること |
第6回目 | ハイデガーの人間存在論(2) | 人間の日常的なあり方――「ひと」への頽落 | われわれの日常的なあり方の問題点を考えてくること |
第7回目 | ハイデガーの人間存在論(3) | 「死への存在」としての人間存在/「良心」の呼び声 | 「死すべき存在」であることの意味を考えてくること |
第8回目 | ヤスパースの人間存在論(1) | 人間存在の多次元性――生・意識・精神・実存 | 真理にはどのような種類があるのか、考えてくること |
第9回目 | ヤスパースの人間存在論(2) | 「実存」としての人間存在①――限界状況、実存、自由 | 人間の「有限性」を自覚させるものは何かを考えてくる |
第10回目 | ヤスパースの人間存在論(3) | 「実存」としての人間存在②――「交わり」 | コミュニケーションの意味について考えてくること |
第11回目 | アーレントの人間存在論 | 人間の条件/唯一性と複数性/公共性 | さまざまな人間が共にあることの意味を考えてくること |
第12回目 | ブーバーの人間存在論(1) | 対話的人間論/「我―それ」と「我―汝」① | 対話を成り立たせるものは何かを考えてくること |
第13回目 | ブーバーの人間存在論(2) | 「我―それ」と「我―汝」②/呼びかけと応答 | プリントを読んで二つの関係の違いを考えてくること |
第14回目 | フランクルの人間存在論 | 意味への問い/自由存在と責任存在/責任―応答―人間存在 | 人間存在の意味について考えてくること |
第15回目 | 期末試験 | | 授業で学んだことをよく復習してくること |