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エコ・ツーリズム論

科目
エコ・ツーリズム論
区分
比較文化学科科目群
授業コード
2201262009
開設セメスター
5S6S
曜日・時限
春 月/56秋 月/56
単位数
2単位
担当者名
神澤 隆
授業の概要
生態や自然を意味するEcology とTourism(観光)の合成語であるエコツーリズムは「自然や民俗・文化」の保全と観光の両立を標榜する。増大する人口圧力の下、資源の搾取と自然破壊が止まらない現状を、持続可能な形の観光の実践による経済効果をばねにして、少しでも抑制しようというのが、エコツーリズムのひとつの典型であり、そこでは、ステーク・ホルダーとしての住民参加が欠かせない。講義を通じ、現状を一緒に勉強しよう。
到達目標
エコツーリズムに関する幅広く、且つ実践的な知識が得られる。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
オリエンテーション 授業の概要、エコロジーを考える(生物多様性など)毎回、とくに復習をしっかりやること。
以下、同じ。
第2回目
世界のエコツーリズム 映像を使って解説
第3回目
環境保全と持続可能な開発 地球サミットと持続可能な開発、ミレニアム開発目標
生態系保存に関する国際条約
第4回目
地球環境とツーリズム オールタナティブツーリズム、サステイナブルツーリズム、エコツーリズム(定義、沿革、現状など)
第5回目
観光分野の国際協力 1 観光分野の国際協力の意義と現状(カンボジアの事例等)UNWTO,UNDP,UNESCO,ESCAP,JICA,NGOなどの取組み内容欄の各国際機関などについて、予習しておくこと。
第6回目
観光分野の国際協力 2 途上国でのエコツーリズム開発(事例紹介)毎回、とくに復習をしっかりやること。
以下、同じ。
第7回目
観光分野の国際協力 3 UNDPの観光開発Master Planまたは、ESCAPのManaging Susatainable Tourism Developmentを使用英文の資料使用。事前に配布するので予習して来ること。
第8回目
中間テスト前回までの講義の復習と
中間テスト
第9回目
自然及び文化財の保全とエコツーリズムへの利用 1ユネスコ世界遺産
文化財保護法、景観法、ナショナルトラスト
毎回、とくに復習をしっかりやること。
以下、同じ。
第10回目
自然及び文化財の保全とエコツーリズムへの利用 2日米の国立公園の比較
環境庁から環境省へ(行政の流れ)
第11回目
海外のエコツーリズム ガラパゴス、グレートバリアリーフなどの環境問題
第12回目
我が国のエコツーリズム 1グリーンツーリズム、観光による農山漁村の地域振興
第13回目
我が国のエコツーリズム 2小笠原、屋久島など映像を見ながら実例を学ぶ
第14回目
我が国のエコツーリズム 3関連業界の取り組み、国民の意識調査エコツーリズム推進法の成立と今後の展望
第15回目
期末テスト期末テスト(又はレポート)

教科書
使用しない
参考文献
適宜推薦
成績評価方法
授業態度(注)、中間テスト、期末テスト(又はレポート)
(注)エコツーリズム、環境保全と観光などについて、興味深い記事を新聞や雑誌で見つけ、簡単なコメントを付して提出した場合も評価する(Webは対象外)。
そのほか受講者への指示/メッセージ
エコツーリズムはもちろん、自然保護や環境問題に関心のある方にも向いてます。


更新日:02/07/2008
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