検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

人間行動論

科目
人間行動論
区分
人間学科科目群
授業コード
60032
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 火/56
単位数
2単位
担当者名
有源探 ジェラード
授業の概要
行動を通じて、人間は環境世界と関わり、社会的生活も営んでいる。そのような多様な行動の根拠を追究することは、まさに人間を「動かす」構造を解明することです。まず、人間行動をいくつかの観点から取り上げる。そして、現代思想において、人間の社会的行動の根幹ともいえる言語の使用とその諸問題について考察する。
到達目標
人間の行動の多様な次元とそれに関わる問題点を把握すること。さらに、それについて、自分の見解を述べられるようになること。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
授業の進め方 授業の概要、成績評価などの説明
第2回目
人間科学への関心 人間を対象にした科学的研究の社会的・歴史的背景配布資料を読んでおくこと。
第3回目
人間の行動原理への関心 人間の行動原理を解明するのはなぜ重要だったのか。精神異常と逸脱行動の問題同上
第4回目
心理学による人間行動の解明 精神分析と行動主義心理学の学説を取り上げる。同上
第5回目
社会的行動と文化の影響 行動は文化的な要因にも規定される。文化的背景によって行動傾向の差異を考察する。同上
第6回目
行動の身体性と身体図式 人間は身体をもって空間を移動し、外界と接する。行動の身体性に焦点を当てる。同上
第7回目
動物の社会的行動は人間のとどのように異なるのか サルの社会的行動の研究を取り上げ、人間の行動と比較する。同上
第8回目
前半のまとめこれまでの内容を振り返る。質疑応答や授業内容について学生と議論するための枠を設ける。中間レポート提出
第9回目
社会的行動としての言語行為の哲学ウイトゲンシュタイン:「語の意味より、その使い方を問いなさい」配布資料を読んでおくこと。
第10回目
社会的行動としての言語行為の哲学オースティン:「発言は行為である」同上
第11回目
社会的行動としての言語行為の哲学言語行為論の問題点をめぐるデリダとサールの論争同上
第12回目
言語の限界「語りえないもの」と「共約不可能な他者」同上
第13回目
「人間」の限界?それとも新たな「人間」への道?それに対して、人間は如何に関わればよいかについて同上
第14回目
学期末試験試験(レポート)期末レポート提出
第15回目
まとめと講評これまでの内容を振り返る。質疑応答や授業内容について学生と議論するための枠を設ける。

教科書
プリント配布
参考文献
講義中に随時紹介する
成績評価方法
平常点とレポート提出(2回)の総合成績で評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
配布資料を必ず事前に読んで、その内容に対して自分の見解や問題意識をもって授業に臨んでほしい。学生の積極的な参加を期待する。


更新日:
検索トップページ担当別50音一覧