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人間と心理

科目
人間と心理
区分
人間学科科目群
授業コード
2002160030
開設セメスター
1S2S
曜日・時限
春 火/34秋 火/56
単位数
2単位
担当者名
大竹 信子
授業の概要
心の時代といわれる現代において、さまざまな問題を心の問題としてとらえることの意味、その適切さを改めて問う必要があると考えられる。科学としての心理学の方法論に基づいて、疑似科学による心の説明との違いを知ると共に、常にその時点での仮説の体系としての科学の限界、言えることは何かを問う。本講義では心理学の立場から、実証的な方法によって見いだされた事実に基づいて、人間の心の働きと行動について考察する。
到達目標
実証的な事実に基づいて人間について考える態度・思考の方法を身につける。講義でとりあげる基礎的概念・知識を習得し、それらを用いて人間とは何かを理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
オリエンテーション 「人間と心理」を学ぶ:何をどのように学ぶか-「心の働きと行動」を科学的に理解する-実証的方法とは・実証的事実に基づいて考えるとはどういうことか
            
シラバスをみておくこと。
第2回目
心の問題とは 人間の行動、社会的問題を心の問題として考えることの意味・適切さ講義において出された問題について考えておくこと。
第3回目
心の働き(1) 心の働きの諸相:人間と他の動物との比較         〃
第4回目
人間はどこまで自分の心を知っているか 自分の行動の原因を自覚できる時とできない時         〃
第5回目
人間の行動をコントロールしているのは自分自身か?(1) 主体的に行動する人間vs.環境によって行動を決定される人間
第6回目
人間の行動をコントロールしているのは自分自身か?(2)  〃        〃
第7回目
態度と行動  知ることと行動すること            〃
第8回目
知ることと感じること認知と感情・情動       〃
第9回目
あなたがあなたであるアイデンティティを支える記憶(1)記憶のしくみ、時間的展望をもつこと       〃
第10回目
あなたがあなたであるアイデンティティを支える記憶(2)人の記憶はどこにあるか、人と人をつなぐ記憶       〃
第11回目
あなたがあなたであるアイデンティティを支える記憶(3)人の記憶はすべて体験された事実か、偽りの記憶がなぜ生まれるか、証言の信憑性       〃
第12回目
他者とかかわる(1)他者を助ける時・助けない時       〃
第13回目
他者とかかわる(2)他者を攻撃する・苦痛を与える       〃
第14回目
他者の心を知る他者理解と社会的適応      〃
第15回目
まとめ全体のまとめ、再び人間とは何か      〃

教科書
教科書は特に指定せず、適宜、資料プリントを配布する。
参考文献
講義において、適宜、紹介する。
成績評価方法
授業の出席、授業参加度(上記の授業を受けるにあたっての欄に記載されている準備を含む)、レポートおよび期末試験によって総合的に評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
レポートは指定された期日までに提出すること。課されたレポート及び期末試験はすべて提出・受験しなければならない(この条件を満たさない場合は不合格とする)。


更新日:01/15/2008
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