授業計画 | テーマ | 内容 | 授業を受けるにあたって |
第1回目 | コース・ガイダンス
| テキストとして指定した本の取り扱い方、参考文献の紹介やノートのとりかたなどについて話をする。 | テキストに指定された本を持参すること。 |
第2回目 | 多文化社会への移行期を見る。今、なぜ、多文化社会論なのか? | 多文化社会という表現が使われるに至った理由を見つけるために、近年の世界の社会的・政治的・経済的状況を概観する見る。特にソヴィエト崩壊後の世界の政治的・経済的バランスを見る。 | 配布するプリントを参考に予習をする。 |
第3回目 | 何をきっかけに多文化社会を意識するようになったのか? ボーダレスとはどのような状況か? | 第二次世界大戦は、世界の人びとに多文化社会という観点で何を起こすきっかけになったのかを実験国家と評されるアメリカに見る。まずは1945年以降のアメリカ。 | 猿谷要『物語アメリカの歴史』、池田 智・松本利秋『早わかりアメリカ』などで第二次世界大戦以降のアメリカはもとよりアメリカという国についての歴史的知識をつけておいていただきたい。 |
第4回目 | 同化主義・文化一元主義・単一文化主義 | 多文化社会以前の社会とは? | 国民国家とは、どのような国家を言うのか? |
第5回目 | 同化はどのような条件で進むのか? | 主流文化・伝統文化の存在と近代化 | センプリーニを30ページまでは読んでおくこと。また『早わかり』でアメリカの移民の歴史、アングロサクスン系アメリカ人文化とはどのような文化を指すのかを調べておくこと。 |
第6回目 | 第二次世界大戦後のアメリカ社会の変化を見る | アメリカは第二次世界大戦後に急激に少数派の台頭が見られるようになった。その経緯をHOに沿って検討する。 | 『早わかり』その他で1950年代のアメリカで起こった歴史的事件を調べてくる。 |
第7回目 | 同上。 | 同上。 | 同上。 |
第8回目 | 同上。 | 同上。 | 『早わかり』その他で1960年代のアメリカで起こった歴史的事件を調べてくる。 |
第9回目 | 同上。 | 同上。 | 『早わかり』その他で1970年代のアメリカで起こった歴史的事件を調べてくる。 |
第10回目 | Blue Eye People v. Brown Eye People | ヴィデオ見る。多文化社会容認にかかる努力とは? | ペイパーを提出してもらうので欠席しないように。 |
第11回目 | 文化多元(多元文化)主義(Multiculturalism)への道 | 公民権運動やカウンターカルチャーを経て社会のリベラル化、平等化が進んだ。その結果、さまざまな意味での共存・共生という方向を探り出し始めた事実を概観する。カナダ、オーストラリアなどに始まる「文化多元主義」とは? | 多文化主義について指定のテキストを読む。また『早わかりアメリカ』で1960年代以降にかかわる部分を改めて読んでおくこと。 |
第12回目 | 文化多元主義 (1) | 文化多元主義とは? | HOをよく読んでくる。 |
第13回目 | 文化多元主義 (2) | 文化多元主義とは? | 同上。 |
第14回目 | 『分裂するアメリカ』 | 文化多元主義が浸透するアメリカに何が起こっているのかをヴィデオに検証する。 | 試験に関わるヴィデオゆえ、欠席しないようにする。 |
第15回目 | 試験 | 持ち込み無しの試験を試行する。 | 前もって与えられる試験問題についてきちんと整理し、論述できるようにしておくこと。 |