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日本語語彙論

科目
日本語語彙論
区分
リベラルアーツ学科科目群
授業コード
23057
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 金/34
単位数
2単位
担当者名
荒巻 朋子
授業の概要
日常無意識に使用している日本語の語彙について、意識化し、形態論・意味論・誤用論など様々な角度から分析し、体系的に理解していきます。毎回、授業中に様々なタスクを与えるので、その活動を通して、日本語の語彙に対する観察する力、分析する力を養います。授業外にも、タスクを与えるので、積極的に行うようにしてください。       
到達目標
自分自身の中にある日本語の語彙に対して、自ら観察し、分析していく力を身につけ、自分の感性を磨いていくことを目標とします。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
語彙・語彙論とは何か 授業のガイダンス「語彙」とは何か、考えてこよう。
第2回目
語彙と語彙量 語彙を量的面からとらえるー基本語彙・基礎語彙ー日本の成人がどのくらいの語を使用しているのか、考えてこよう。
第3回目
語彙の体系 語彙の全体像をとらえる「ばら・菊・花」の関係はなんだろうか、いっしょに考えよう。
第4回目
語と語形 「語」を形の面からとらえる1文字の単語と逆に非常に長い単語を考えてこよう。
第5回目
語種 「語」をその出所からとらえるー和語・漢語・外来語ー和語・漢語にあたるものを考えてこよう。
第6回目
語構成 「語」の作られ方を考えるー複合語・畳語・派生語ー前の週に与える課題にとりくんでこよう
第7回目
語の意味① 「語」を意味の面から探るー多義語・同音語ー「みる」には、「テレビを見る」以外にどんな意味があるか、辞書で調べてこよう
第8回目
語の意味②「語」を意味の面から探るー類義語・反義語ー「きれい」と「美しい」の違いは何か、考えてこよう
第9回目
慣用句と比喩「語」と「語」の慣習的なつながりを考える小説や漫画、歌詞などから、おもしろい比喩だと思った言葉を探してこよう
第10回目
擬声語・擬態語日本語の擬声語と擬態語の特徴を探る小説や漫画、歌詞などから、擬声語・擬態語だと思われることばを探してこよう
第11回目
語の意味変化語の意味は変化することを考える前の週に与える課題にとりくんでこよう
第12回目
語彙と社会語彙を文化・社会の関連から考える「男ことば」「女ことば」だと思う言葉を考えてこよう
第13回目
語の言語間対照言語によって意味の切り取り方が異なることを観察する前の週に与える課題にとりくんでこよう
第14回目
辞書様々な辞書について観察する自分の家にはどんな辞書があるか、見てこよう
第15回目
テストこれまでの総復習

教科書
随時、プリントを配布
参考文献
『よくわかる語彙』秋元美晴 アルク
『ケーススタディ 日本語の語彙』 森田良行・村木新次郎・相沢正夫 おうふう
成績評価方法
平常点と学期末のテストを総合して評価します
そのほか受講者への指示/メッセージ
タスクベースの授業ですので、授業中は活動に積極的に取り組み、発言してください。そして、日常生活の中で、日本語をよく観察してください。


更新日:
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