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リサーチ・デザイン

科目
リサーチ・デザイン
区分
国際言語文化学科科目群
授業コード
21089
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 金/34
単位数
2単位
担当者名
大内 博
授業の概要
この授業では、現代の日本が直面する諸問題、特に、若者が直面する問題を扱っている4冊の本を分析し、レポートするところから出発します。『若者はなぜ3年で辞めるのか?』、『下流社会』、『自殺するなら引きこもれ』、『搾取される若者たち』の4冊をテキストにします。受講者は毎週レポートして、討論しながら授業を進めることになります。
到達目標
分析対象となる本は、いずれも、仮説を提起し、様々な資料を駆使して証明しています。受講者はそれぞれの仮説、証明方法、結論をアウトラインにして提出します。4冊の書物で扱われている問題は、受講生自身にとっても身近な問題であり、それを冷静に分析し、著者の論理展開を追いかける中で、進むべき道を模索する際のヒントになればとも思っています。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
講義の目標
授業参加のためのガイドライン
授業概要の説明
自己開示テスト・インターアクティブな紹介の実施
自主的に参加することが求められる。
第2回目
『若者はなぜ3年で辞めるのか?』 第1章 若者はなぜ3年で辞めるのか?
第2章 やる気を失った30代社員たち
各章を二人が担当してレポートする。
第3回目
『若者はなぜ3年で辞めるのか?』 第3章 若者につけを回す国
第4章 年功序列の光と影
各章を二人が担当してレポートする。
第4回目
『若者はなぜ3年で辞めるのか?』 第5章 日本人はなぜ年功序列を好むのか?
第6章 「働く理由を取り戻す」
全体のまとめ
各章を二人が担当してレポートする。
第5回目
『下流社会』 第1章 「中流化」から「下流化」へ
第2章 階層化による消費者の分裂
*まとめ
各章を二人が担当してレポートする。
第6回目
『下流社会』 第3章 団塊ジュニア「下流化」は進む
第4章 年収300万円では結婚できない
各章を二人が担当してレポートする。
第7回目
『下流社会』 第5章 自分らしさを求めるのは下流である
第6章 下流の男性はひきこもり、女性は歌って踊る
各章を二人が担当してレポートする。
第8回目
『下流社会』第7章 「下流」の性格、食生活、教育観
第8章 階層による居住地の固定化が起きている?
各章を二人が担当してレポートする。
第9回目
『自殺するならひきこもれ』第1章 学校の正体各章を二人が担当してレポートする。
第10回目
『自殺するならひきこもれ』第2章 流動化した社会
第3章 フリーターでも安心して暮らせる社会を
各章を二人が担当してレポートする。
第11回目
『自殺するならひきこもれ』第4章 孤独力、妄想力がコンテンツ立国を支える各章を二人が担当してレポートする。
第12回目
『搾取される若者たち』第1章
第2章
各章を二人が担当してレポートする。
第13回目
『搾取される若者たち』第3章
第4章
各章を二人が担当してレポートする。
第14回目
『搾取される若者たち』第5章
第6章
各章を二人が担当してレポートする。
第15回目
アウトライン4冊の本の仮説、論証、結論のアウトラインを提出する。期限を厳守して提出のこと。

教科書
城繁幸『若者はなぜ3年で辞めるのか?』光文社 2006、三浦展『下流社会』光文社 2005、本田透『自殺するなら引きこもれ』光文社 2007、阿部真大『搾取される若者たち』集英社2006 
参考文献
『論文の教室』 戸田山和久著
成績評価方法
授業内でのプレゼンと、4冊の書物のアウトラインで評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
めまぐるしく変化する日本社会の中で自己実現をしながら生きていくってことはどういうことなのだろう。そんなこと可能なのだろうか?問題を提起する4冊の本を分析する中で探求してみませんか。


更新日:
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