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ゲノム科学

科目
ゲノム科学
区分
生物資源学科科目群
授業コード
53090
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 火/12
単位数
2単位
担当者名
今村 順
授業の概要
近年、バクテリアから高等動植物にいたる幾つかの種で全DNA配列が明らかにされてきている.そこから明らかになってきたゲノムの最新の情報を元に、ゲノムの構造、機能、多様性、研究方法などについて具体例を示し解説する。 
到達目標
遺伝の法則についてDNA塩基配列、遺伝子の発現を基にした考え方を身につけ、ゲノムの構造、多様性、応用についての知識の習得と理解を深めること。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
序論 ゲノム科学とは 分子生物学の講義,特にDNA,RNAの構造,複製などを中心として復習しておくこと.
第2回目
分子生物学基礎 DNA,RNAの構造
第3回目
分子生物学基礎 DNAの複製
第4回目
分子生物学基礎 遺伝子とは この回までが基礎部分.このあたりで小試験を行う
第5回目
遺伝子の機能 遺伝子の発現機構I遺伝子の発現,主に転写と翻訳の基本的な機構を学ぶ
第6回目
遺伝子の機能 遺伝子の発現機構II この回では,遺伝子の発現の調節について学ぶ
第7回目
ゲノムの多様性 繰返し配列 このあたりで小試験を行う
第8回目
ゲノムの多様性トランスポゾンI ヒトや植物のゲノムで大きな部分を占めているトランスポゾン,レトロトランスポゾンについて紹介する.
第9回目
ゲノムの多様性トランスポゾンII トランスポゾンを利用した遺伝子のタギングについて.
第10回目
染色体の構造と機能染色体の構造DNAとヒストンの複合体であるヌクレオソーム構造を基本単位とした染色体構造について学ぶ.
第11回目
染色体の構造と機能動原体 細胞分裂で染色体が正確に次世代に伝たわるために必要な動原体の構造と機能について学ぶ.
第12回目
染色体の構造と機能テロメア 染色体構造の末端に位置するテロメアの構造と機能について.
第13回目
染色体の構造と機能複製開始点 このあたりで期末試験のやり方について伝える
第14回目
オルガネラゲノムクロロプラストとミトコンドリアのゲノム 独自の遺伝情報系を持つミトコンドリアと葉緑体の構造,機能とゲノムについて学ぶ.
第15回目
総括期末テスト

教科書
なし.必要に応じて補助資料を配布
参考文献
遺伝子とゲノム/東京化学同人,分子細胞生物学/東京科学同人
成績評価方法
期末試験と小テストの評価:80%、出席:20%の総合評価
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/14/2007
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