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植物組織培養論

科目
植物組織培養論
区分
生物資源学科科目群
授業コード
53034
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 月/12
単位数
2単位
担当者名
山﨑 旬
授業の概要
植物の細胞や組織を培養する手段が著しく発達し、生物学や農学の研究手段として利用することも、また植物育種などの実用面に利用することも可能になった。それゆえこの手法は植物におけるバイオテクノロジーの基礎技術とみなされている。本講義では、植物組織培養法の基礎的理論と技術について説明する。
到達目標
植物組織培養の基礎を習得し、実際の培養操作に生かせるようになることを目指す.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
植物組織培養の原理 ガイダンスと植物組織培養の原理と歴史について植物組織培養とはどのような技術なのか?実際にどのように役立っているのか?調べてくること。
第2回目
植物組織培養と分化全能性 植物の器官や組織の培養、細胞の培養による植物細胞の分化全能性について分化全能性とはどのような機能か?
調べておくこと。
第3回目
植物組織培養の基礎技術 1 培地作成,無菌操作について無菌操作とは?培地とは?
調べておくこと。
第4回目
植物組織培養の基礎技術 2 植物成長調節物質の作用と植物体再生について代表的な植物成長調節物質の名称と機能を調べておくこと。
第5回目
植物組織培養の基礎技術 3 培地作成前回、前々回の復習をしてくること。
第6回目
植物組織培養の基礎技術 4 無菌操作前回、前々回の復習をしてくること。
第7回目
葯・花粉培養と半数体 減数分裂と花粉形成,半数体の作成法と植物育種への応用花粉の形成について調べておくこと
第8回目
優良個体の増殖と維持大量培養技術(マイクロプロパゲーション)、試験管内保存、人工種子など農産物の一例を挙げて、大量増殖技術の活用例について説明出来るようにしてくること。
第9回目
胚・胚珠培養,ウィルスフリー植物の受精と胚の発育,胚・胚珠培養の方法と植物育種への応用,ウィルスフリー苗の作出とその応用植物のウィルス病について簡単に調べてくること。
第10回目
培養による変異変異の発生とその制御、細胞選抜、ソマークローナル変異
第11回目
プロトプラスト培養プロトプラストの単離と培養法
第12回目
細胞融合細胞融合の原理と方法,植物育種への応用
第13回目
遺伝子組換え 1遺伝子の構造、クローニング
第14回目
遺伝子組換え 2遺伝子導入、選抜方法,遺伝子組換え作物の現状
第15回目
期末試験

教科書
新版 図集・植物バイテクの基礎知識/大澤勝次・江面浩/農文協/2,700円
参考文献
植物組織培養の技術/竹内正幸ほか/朝倉書店/6,800円
成績評価方法
期末試験 40%, 授業への参加度合い(予習、発言)60%
出席していても発言の少ない学生は,授業の場を作る上で非常に困るので,減点します.
そのほか受講者への指示/メッセージ
授業は教員の独演会ではないので,毎回発言するつもりで準備をしてきて下さい.
予習の苦手な方や発言の苦手な方は、特に負担が大きいと思います.
4年生であれば,卒業研究や就職活動の進捗と併せて,よく考えて受講してください。

更新日:01/15/2007
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