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遺伝子工学

科目
遺伝子工学
区分
生物資源学科科目群
授業コード
13028
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 月/34春 木/34
単位数
4単位
担当者名
今村 順
授業の概要
遺伝子工学の基礎となる核酸の分子生物学を前半で学び,つづいて遺伝子工学の基礎となるベクターやクローニング,ハイブリダイゼーション,塩基配列の決定などの手法を学ぶ.最後にその手法を使った形質転換法などの応用を学ぶ.
到達目標
核酸の分子生物学をもとにした遺伝子工学の基本的な考え方や手法を理解する.遺伝子工学の応用である遺伝子組換え生物を利用した実験結果を学ぶ.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
分子生物学の基礎 DNAの構造と性質ゲノム科学で学習した核酸の構造と性質について復習しておく
第2回目
分子生物学の基礎 RNAの構造と性質ゲノム科学で学習した核酸の構造と性質について復習しておく
第3回目
分子生物学の基礎 アミノ酸とタンパク質タンパク質の基本単位は,アミノ酸である.アミノ酸の種類,タンパク質の一次構造や高次構造について学ぶ.
第4回目
分子生物学の基礎 DNAの複製ここらあたりで小テストを行う
第5回目
分子生物学の基礎 組換え
第6回目
分子生物学の基礎 転写と転写調節I生物にとって,その遺伝子をいつ,どこで,どのような事態で転写調節をするかは,非常に重要である.その基本的な機構を紹介する.
第7回目
分子生物学の基礎 転写と転写調節II
第8回目
分子生物学の基礎翻訳I翻訳の機構,tRNA,リボソームなどについて学ぶ.
第9回目
分子生物学の基礎翻訳IIここまでが核酸の分子生物学の基礎
第10回目
中間テスト
第11回目
遺伝子工学の基礎制限酵素,核酸合成酵素,修飾酵素遺伝子工学で使用されている,DNAの切断,合成,修飾にかかわる酵素を紹介する.
第12回目
遺伝子工学の基礎プラスミド,バクテリオファージ遺伝子工学で使われている,宿主とベクターについて解説する.
第13回目
遺伝子工学の基礎コスミド,YACベクター
第14回目
遺伝子工学の基礎DNA,RNAの抽出,cDNAの合成実際の実験例を紹介して,代表的な方法に使われている,薬品や器具を紹介する.
第15回目
遺伝子工学の基礎PCRの原理Polymerase chain reaction(PCR)は,遺伝子を試験管内で,短時間に大量に増やすことができる.この技術の原理と遺伝子工学における応用例を中心に紹介する.

第16回目

遺伝子工学の基礎PCRの応用
第17回目
遺伝子工学の基礎プラスミドクローン,ファージクローン
第18回目
遺伝子工学の基礎核酸の電気泳動,ハイブリダイゼーションの原理実験の原理とデーターの読み方を学ぶ
第19回目
遺伝子工学の基礎サザンハイブリダイゼーション
ノーザンハイブリダイゼーション
第20回目
遺伝子工学の基礎制限酵素地図ここらあたりで小テストを行う
第21回目
遺伝子工学の基礎マキサム・ギルバート法
ジデオキシ法
DNAの塩基配列を決定する方法について,解説する.
第22回目
遺伝子工学の基礎サイクルシークエンス法
第23回目
遺伝子工学の応用動物細胞の細胞融合,植物細胞の細胞融合
第24回目
遺伝子工学の応用動物細胞への遺伝子導入動物や植物細胞にどのようにして遺伝子を導入するか,また,その方法の開発により,可能になった技術などについて解説する.
第25回目
遺伝子工学の応用植物細胞への遺伝子導入
第26回目
遺伝子工学の応用発生工学
第27回目
安全性遺伝子工学実験の安全性遺伝子工学実験は,生物学的封じ込めと物理的隔離をもとにした安全性のガイドラインがある.それらの安全性評価について紹介する.
第28回目
安全性遺伝子操作作物の安全性組換えDNAを導入した作物が市場にでてから10年以上がたっている.その現状と安全性について解説する.
第29回目
まとめ
第30回目
期末テスト

教科書
なし.必要に応じて資料を配布する.
参考文献
分子細胞生物学/東京科学同人,バイオテクノロジーテキストシリーズ,遺伝子工学/新分子生物学/IBS出版
成績評価方法
小テストと中間,期末テスト80%,出席20%
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/14/2007
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