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日本語学概論

科目
日本語学概論
区分
リベラルアーツ学科科目群
授業コード
64046
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 金/12
単位数
2単位
担当者名
宮田 聖子
授業の概要
日本語学として扱われる分野の中から基本的なものをとりあげ、具体的な事例にあたり、内省、分析をしながら概観します。講義の前に身近な日本語から何らかのクイズや課題を提出します。それについて考えてみることで、日本語に対する客観的な見方を養っていってほしいです。
到達目標
今まで無意識に使用してきた日本語に客観的な目をむけ、自分なりに観察、分析ができるようになることが目標です。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
日本語学とは何か 授業の進め方の説明
日本語学とは何かを考える
自分の日本語の使い方が他の人と違うと感じたこと、あるいは指摘を受けたことがあるか、考えておく。
第2回目
世界の中の日本語 世界の中で「日本語」はどんな位置にあるか世界にはさまざまな言語があるが、日本語はその中で特異な存在なのか、考えておく。
第3回目
日本語と言語学の諸分野 言語学の研究分野について日本語を当てはめて概観するBbのアナウンスに従ってください。
第4回目
日本語の音声1 日本語の母音・子音の発音「あ・い・う・え・お」の中で一番口を大きく開けているのはどれか、観察してくる。
第5回目
日本語の音声2 異音とさまざまな変音現象「三倍・三回・三頭」に現れる「ん」は同じか、「洗濯機・蓄音機」の「く」は同じか、考えておく。
第6回目
日本語の音声3 アクセントとイントネーション「花」と「鼻」のアクセントはどう違うか。「バナナ」と「バナナパフェ」の「バナナ」のアクセントはどう違うか考えておく。
第7回目
日本語の語彙1 意味のあり方、類義語・対義語Bbのアナウンスに従ってください。
第8回目
日本語の語彙2語義の変化、語構成「頭」の意味を辞書で調べておく。
第9回目
日本語の語彙3語種と語感、語の位相自分の話し方に男女差が見られるか、見られるとしたら例をあげておく。
第10回目
日本語の文法1品詞、動詞の活用過去に勉強した品詞や動詞の活用を思い出しておく。
第11回目
日本語の文法2自動詞と他動詞Bbのアナウンスに従ってください。
第12回目
日本語の文法3ヴォイス(受身文・使役文を観察する)「データが消えた。」と「データが消された。」は文法構造として、また意味的にどう違うか考えておく。
第13回目
日本語の表現1待遇表現(敬語を中心に)目上の相手に対して「明日行ってもいいか?」という内容をどんな表現で伝えるのが適当か考えておく。
第14回目
日本語の表現2待遇行動(配慮行動を中心に)目上の相手がつまらない駄洒落を言ったとき、相手を不快にさせないために、どんな反応をするか考えておく。
第15回目
テスト

教科書
随時プリントを使用
参考文献
『日本語学を学ぶ人のために』 玉村文郎(編)世界思想社    『新しい日本語学入門』庵 功雄 スリーエーネットワーク  など
成績評価方法
平常点(授業中の参加度)と学期末のテストの成績を総合して評価します。 
そのほか受講者への指示/メッセージ
Bbのアナウンスを必ず確認してください。  自分自身が使っている、また、自分を取り巻いている日本語が題材です。普段から自分や周囲の人が話す日本語に意識を向け、客観的に観察する目を養ってください。新しい発見があるかもしれません。

更新日:01/13/2007
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