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インフォーマルラーニング

科目
インフォーマルラーニング
区分
リベラルアーツ学科科目群
授業コード
64026
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 水/56
単位数
2単位
担当者名
勝尾 彰仁
授業の概要
“不思議の起源”と“納得の構造”を探る営みーこれがインフォーマルラーニングの実践的定義である。その学習活動は日常のあらゆる場面で成立する可能性を持つ反面、従来の教育学的知見に加えて脳神経科学や認知心理学等から「学び」を幅広く捉え直す作業によって初めて理解できる多彩な現象を含んでいる。この授業では、従来学校という空間で限定的かつ特権的に考察されてきた学習・教育という行為の批判的考察を通して、より包括的日常的で生命的普遍的な学習原理を探求する。
到達目標
インフォーマルな学習の基本概念と背景となる考え方を学びながら具体的問題を "嗅ぎ分け"、“高純度化”して創造的に解決するための知識を習得することを目標とする
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
教育と社会政策と脳科学 学習の5W1Hと脳研究の課題BlackBoard@Tamagawa上に指示される教科書の該当ページを予習する。
第2回目
神経科学から見た学習 脳研究と学習科学の邂逅同上
第3回目
学校教育とインフォーマル学習 学校教育の学習原理とその批判的考察同上
第4回目
身体状態と学習発達 子どもの学習ポテンシャル1同上
第5回目
自然環境と学習発達 子どもの学習ポテンシャル2同上
第6回目
運動と学習発達 子どもの学習ポテンシャル3同上
エッセイ1
第7回目
モンテッソーリ教具とその提示法 障害児と健常児の認知発達を促すもの同上
第8回目
視覚と聴覚の発達感覚教育の重要性1同上
第9回目
教師論教師機能の批判的考察同上
第10回目
抽象概念の学習感覚教育の重要性2同上
第11回目
言語学習1言語の自働学習1同上
第12回目
言語学習2言語の自働学習2同上
エッセイ2
第13回目
数の概念/アートの技法物理空間、情報空間、生理知覚空間の自働学習同上
第14回目
道徳教育脱学習と場の教育学同上
第15回目
まとめ“神経神話”を超えて同上

教科書
OECD教育研究革新センター(CERI)編著:「脳を育むー学習と教育の科学」明石書店 2005年
マリア・モンテッソーリ著:「子どもの発見」(財)才能開発教育研究財団 日本モンテッソーリ教育綜合研究所 2003年
参考文献
渡邊正孝 著:「思考と脳ー考える脳のしくみ」サイエンス社 2005年
成績評価方法
エッセイ(5ページ以内×2回)40%、タームペーパー(15ページ以内、学期末提出)50%。その他に授業貢献度(発言およびボランティア行為等)を10%で評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
脳科学、体験型ミュージアム、科学教育に興味のある学生の受講を歓迎しますが、各々の分野についての予備知識等は問いません。

更新日:02/14/2007
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