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記憶と学習

科目
記憶と学習
区分
知能情報システム学科科目群
授業コード
14708
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 水/34
単位数
2単位
担当者名
相原 威
授業の概要
脳の情報処理を考える上で、記憶に関わらない統合機能は考えられない。本講義は神経科学、認知科学、心理学の3つの側面から脳の記憶情報処理を学ぶ。現象の心理学理解から入り、神経科学を基盤とした理解を経て、情報科学的なモデル化や考察の解説を行う。
到達目標
人間の脳で行われている記憶とは何か、
ミクロの分子レベルからマクロの高次ネットワークレベルまでの記憶情報処理の理解
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
記憶と学習の認知心理学(I) 記憶と学習の定義、記憶システムの成り立ち、記憶の働き
第2回目
記憶と学習の認知心理学(II) 記憶の種類、知識の獲得、構成過程としての学習
第3回目
記憶学習行動と脳(I) 学習のタイプとその脳内メカニズム、初期学習
第4回目
記憶学習行動と脳(II) 記憶障害と記憶の固定、脳の発達と記憶・学習
第5回目
記憶学習行動と脳(III) 運動の記憶(運動野、小脳、大脳基底核)
第6回目
記憶学習行動と脳(IV) 前頭葉と記憶(前頭連合野)
第7回目
記憶学習行動と脳(V) ワーキング・メモリー
第8回目
海馬と記憶(I)記憶の分子的基盤・シナプスの可塑性
第9回目
海馬と記憶(II)海馬のニューロン活動と情報コーディング
第10回目
記憶と学習のニューロン機構(I)認知記憶システムにおける情報処理
認知システムと心的イメージ
第11回目
記憶と学習のニューロン機構(II)記憶のニューロン機構と学習過程
記憶学習と可塑シナプス性シナプス
第12回目
記憶と学習の情報処理モデル(I)記憶学習過程のモデル化とその意義
シナプス伝達効率の学習と神経回路モデル
第13回目
記憶と学習の情報処理モデル(II)階層型神経回路網モデル
相互結合型神経回路網モデル
第14回目
記憶と学習の情報処理モデル(III)自己組織化神経回路網モデル
第15回目
記憶と学習の情報処理モデルニューロインフォマティック
バイオロジカル神経回路モデル

教科書
特に指定しない
参考文献
岩波講座認知科学「記憶と学習」市川伸一他 岩波書店
ライブラリ脳の世紀「記憶と脳」久保田競編 サイエンス社
”Principle of Neural Science“ E.R. Kandel MacGraw-Hill
 
成績評価方法
レポート70%、出席・授業態度30%
そのほか受講者への指示/メッセージ
特に予習はいらない。
毎回、関連分野のレポートを出題する。
復習も兼ねているので、次回の授業までに必ず提出すること。

更新日:12/25/2006
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