検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

物理学通論A-I

科目
物理学通論A-I
区分
工学部基礎・共通科目群
授業コード
1451154526
開設セメスター
曜日・時限
春 火/78秋 金/34
単位数
2単位
担当者名
小林 和彦
授業の概要
電磁気学の入門として、静電気を中心に直流回路までを学習する。電磁気現象全般を見渡しながらクーロンの法則から電界を通し、”場”の考え方をしっかり身につけるようにする。微分、積分およびベクトル解析の知識を用いるが、必要に応じてそれらの説明を加えながら講義を進める。
到達目標
電磁気学の考え方ができるようにする。ベクトル、微分、積分を使った計算ができるようにする。 
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
電磁気学の基礎 電荷と電荷の保存則目に見えない電気およびその現象の表現の仕方、電磁気の内容の大前提となる保存則の理解をする
第2回目
クーロンの法則 クローンの法則とそのベクトル表現静電気の始まりのところなので、現象の理解、静電気力の式での表現、公式の理解などしっかりと身につけること、基礎的なベクトルを予習しておくこと
第3回目
電場 電場(電界)の考え方と電気力線電気的な“場”の考え方、表現方法など、理解しにくいところなのでじっくりと取り組むこと
第4回目
電場のベクトル的表現 3次元座標で表される電場のベクトルを使っての計算座標系、ベクトル、微分、積分などは授業中に適宜演習をしながら進めるが、各自十分な予習、復習が必要
第5回目
ガウスの法則 ガウスの法則の考え方と数式による表現ガウスの法則の証明ができるようにすること。法則を文章と公式で暗記すること。
第6回目
電場の計算 ガウスの法則を用いた電場の計算代表的な例題で理解しておくこと
第7回目
電位 電位の定義と考え方電場中で電荷を運ぶ仕事と位置エネルギーを使っての電位の理解、電位の基準点の考え方などをしっかりと身につけること
第8回目
電位の計算電位の計算と単位のまとめ理解しにくい電位を代表的な例題で解説する。クーロン力、電場、電位の単位のまとめ
第9回目
導体と静電場導体内部および表面の電場導体と電界、静電誘導、静電遮蔽などのまとめ
第10回目
コンデンサーコンデンサーの考え方、容量の定義とその値の求め方今まで学習した電場、電位をもちいて電気を蓄えるコンデンサーを理解すること
第11回目
電場のエネルギーコンデンサーの接続とコンデンサーに蓄えられるエネルギー回路的な内容も含めたコンデンサーの取り扱い
第12回目
誘電体分極現象の説明、誘電体とコンデンサー誘電体(絶縁体)の内部の電気的現象を理解する
第13回目
電流と抵抗電気伝導の考え方とオームの法則電流から電流密度を定義し、抵抗率、電気伝導率、ジュール熱、電力などを学ぶ
第14回目
直流回路電気回路とその計算電池の起電力、キルヒホッフの法則を使った回路網の計算
第15回目
期末試験

教科書
基礎電磁気学/永田一清編/サイエンス社/1600円
参考文献
新編 物理学/藤城敏幸著/東京教学社/2266円
成績評価方法
授業の出席を重視し、小テスト、レポート提出、2回の定期試験(中間試験をする)の結果により評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
電気は目に見えないので理解がなかなか大変ですのでじっくりと取り組んでください。また電磁気学は各テーマ内容の前後の関連がたいへんつよい科目の一つであり、1回休んだためにその後の理解が大変困難になる場合があるので絶対に休まない心がけが必要です。毎回の予習、復習が必要です。毎回予習、復習の質問(または小テスト)をします。

更新日:01/15/2007
検索トップページ担当別50音一覧