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オペレーティングシステム

科目
オペレーティングシステム
区分
知能情報システム学科科目群
授業コード
54723
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 木/12
単位数
2単位
担当者名
塩澤 秀和
授業の概要
オペレーティングシステム(OS)とは、様々なアプリケーションソフトウェアが適切に実行されるようにコンピュータ内の各種資源を管理するソフトウェアであり、Windows, Linux, Mac OSなどが広く用いられている。本講では、OSの歴史的な変遷と基本的な構成を学んだのち、コマンド操作やプログラミングを通じて、プロセス、仮想記憶、ファイルシステム、ユーザ管理などのOSの各機能に対する理解を深める。用途によるOSの機能の違いや今後のOSに求められる機能についても論じる。
到達目標
オペレーティングシステム(OS)の基本的な仕組みを理解する。また、そのためにコマンド操作やプログラミングの方法を習得する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
授業ガイダンス/OSの概要 講義の概要,代表的なOSの紹介,コンピュータとOSの歴史,OSの役割教科書等を読んで予習しておくこと
第2回目
OSと基本構成とユーザインタフェース OSの基本構成(カーネル,デバイスドライバ,API/システムコール,シェル),コマンド言語,ウィンドウシステム        〃
第3回目
コンピュータハードウェア ノイマン型アーキテクチャ,CPU,レジスタとスタック,CPUモード,入出力アーキテクチャ,DMA,割り込み        〃
第4回目
カーネルとデバイスドライバ カーネルの役割,デバイスドライバ,モノリシックカーネルカーネルとマイクロカーネル        〃
第5回目
プロセスの基本概念 プロセスの概要,マルチタスク,プロセスの切り替え,実行コンテクスト,プロセスの状態遷移,プロセス制御ブロック,ジョブ制御,リダイレクトやパイプ        〃
第6回目
メモリ管理とファイルシステム 記憶階層,メモリ管理の役割,仮想記憶の概念,ファイルシステムの概要,階層型ファイルシステム,ディレクトリとフォルダ        〃
第7回目
中間試験 中間試験        〃
第8回目
プロセスのスケジューリングプロセスの状態遷移,レジスタとスタック,コンテクストスイッチ,プロセスキュー,スケジューリングアルゴリズム        〃
第9回目
プロセスの同期とデッドロックプロセスの親子関係,プロセスの同期機能,排他制御,セマフォ,モニタ,プロセス間通信,同期通信と非同期通信,デッドロック        〃
第10回目
プロセスとメモリプロセスの読み込み,プロセスのメモリマップ,スタックフレーム,ヒープ,メモリ割当て関数とシステムコール        〃
第11回目
メモリ管理メモリ割り付け方式,メモリの断片化,コンパクション,スワッピング,オーバーレイ,メモリ保護        〃
第12回目
仮想記憶仮想記憶、物理アドレスと仮想アドレス、動的アドレス変換機構,ページング、ページングアルゴリズム,スラッシング        〃
第13回目
ファイルシステムと入出力ディスクの構造と入出力、ファイルとディレクトリ,特殊ファイル,ファイル保護,仮想ファイルシステム        〃
第14回目
ネットワークとセキュリティネットワーク機能、プロトコル階層、ユーザ管理、ネットワークセキュリティ        〃
第15回目
期末試験期末試験        〃

教科書
大久保英嗣:「オペレーティングシステムの基礎」,サイエンス社,定価1600円(税別)
参考文献
【1】野口健一郎:「オペレーティングシステム」,オーム社,定価2800円(税別), 【2】A.S. タネンバウム,水野忠則(訳):「モダンオペレーティングシステム 原書第2版」,ピアソン・エデュケーション,定価7000円(税別), 【3】羽山博:「OSが分かる本」,オーム社,定価1200円(税別), 【4】前野譲二他:「Linux演習」,オーム社,定価2500円(税別).
成績評価方法
重要な順に,期末試験,中間試験,レポートおよび演習課題を総合して判断する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
OSの内部構造の説明では、UNIX(Linux)を主たる題材とし、WindowsやMac OSを補足的に取り上げる予定である。また、操作方法ではUNIX(Linux)とWindowsを題材とする。

更新日:01/14/2007
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