検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

物理学通論B-II

科目
物理学通論B-II
区分
工学部基礎・共通科目群
授業コード
54529
開設セメスター
曜日・時限
秋 水/56
単位数
2単位
担当者名
蟻坂 仲輝
授業の概要
 振動と波動は物理現象を記述するための基本の一つである。音と光は波動現象として重要なだけでなく、各分野における応用としても大切である。      初めに、振動と波動の一般的な性質を調べた上で音波と光波の現象について学ぶ。
到達目標
 種々の分野の波動現象を学ぶ際に必要な波動の基本を身につける。音波と光波の基本的な現象を習得する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
 振動  単振動 単振動の微分方程式の解として、単振動の変位の式がcos、sinを用いて表されることを学ぶ。
第2回目
 単振動のエネルギー 単振動の運動エネルギーと位置エネルギーが交互に増減を繰り返していることを学ぶ。
第3回目
 減衰振動 減衰振動の微分方程式の解から、その振動には減衰振動、臨界減衰、過減衰の3種類があることを理解して、特に減衰振動については詳しく学ぶ。
第4回目
 強制振動 強制振動の微分方程式の解は共振を示すがそれを振幅共振とエネルギー共振の両方から調べる。
第5回目
 中間試験
第6回目
 波動  波の性質 波長λ、振動数f、速さvについて、基本式v=fλを理解し、波の変位がcosまたはsinの式で表されることを学ぶ。
第7回目
 波の速さ  弦を伝わる横波、剛体棒を伝わる縦波について、音の速さを求められるようにする。
第8回目
 重ね合わせの原理、反射 重ねあわせによる波の干渉を理解する。固定端型、自由端型の2つの反射を理解する。
第9回目
 定常波、弦の振動 波の式を用いて定常波を表せるようにし、例として弦の固有振動について学ぶ。
第10回目
 中間試験
第11回目
 音波 音の三要素、音の速さ、気柱の振動  空気中を伝わる音の速さを求められるようにする。気柱の固有振動について学ぶ。 
第12回目
 ドップラー効果 波源や観測者が動く場合のドップラー効果を理解して、計算できるようにする。
第13回目
 光波 光の速さ、反射と屈折 フーコーの光の速さの測定法を理解し、物質によって光の速さが異なることを理解する。
第14回目
 回折と干渉 単スリット、複スリット、回折格子による光の干渉を扱う。
第15回目
定期試験

教科書
 改訂版 物理学基礎/原 康夫著/学術図書出版社/2060円
参考文献
成績評価方法
 出席状況、および試験により評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:01/13/2006
検索トップページ担当別50音一覧