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プログラミングIV

科目
プログラミングIV
区分
メディアネットワーク学科科目群
授業コード
54847
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 月/34
単位数
2単位
担当者名
小林 由紀男
授業の概要
C言語の基本知識の上にオブジェクト指向プログラミングの考え方と技法,ネットワークアプリケーションを例にとって学びます.C++独自の技法を整理し,新しい技法を十分納得できるような演習を取り入れ,具体的なネットワークアプリケーションのオブジェクト指向プログラミングに言及します.授業はプラットフォームとしてUNIX(RedHat系Linux)をOSとし,プログラミング言語としてC++言語(CNUC++)を使う.
到達目標
UNIXでC++言語を使ったオブジェクト指向プログラミングを十分理解し,様々な応用技法を使いこなせることができる能力を培うこと.自ら問題を解析し,モデリングし,プログラミングできること.応用として,ネットワークに関する初歩的なアプリケーションを作成できる程度まで到達して欲しい.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
オブジェクト指向プログラミング クラス(カプセル化・継承・ポリモーフィズム),C++プログラミングの準備シラバスの確認.教科書1・1~2・3
第2回目
データ型と演算 CとC++の違い,識別子と型今週の授業資料,教科書2・4~3・3
第3回目
C++の関数 モジュールとしての関数,関数宣言,インライン関数,演算子今週の授業資料,教科書3・4~3・7
第4回目
参照用法とオブジェクト 値渡しと参照渡し,オブジェクト保護
【小テスト/プレゼンテーション】
今週の授業資料,教科書4・1~4・4
小テスト範囲:授業第1回~第3回
第5回目
クラス型とメンバ関数 クラス型,データメンバ,メンバ関数今週の授業資料,教科書5・1~5・4
第6回目
オブジェクトの生成 記憶管理,newとdelete演算子今週の授業資料,教科書5・5~5・8
第7回目
データ抽象化とアクセス制限 クラスカプセル化,アクセス制限,フレンド,クラスメンバへのポインタ今週の授業資料,教科書6・1~6・7
第8回目
コンストラクタとデストラクタコンストラクタとデストラクタによる記憶管理
【小テスト/プレゼンテーション】
今週の授業資料,教科書7・1~7・4
小テスト範囲:授業第5回~第8回
第9回目
基底クラスと派生クラス基底クラス,派生クラス,クラス階層今週の授業資料,教科書8・1~8・3
第10回目
多重継承多重継承,仮想基底クラス,仮想継承今週の授業資料,教科書8・4~8・7
第11回目
オーバーロード関数の多重定義,演算子のオーバーロード今週の授業資料,教科書9・1~9・4
第12回目
仮想関数仮想関数,抽象クラス
【小テスト/プレゼンテーション】
今週の授業資料,教科書10・1~10・4
小テスト範囲:授業第8回~第11回
第13回目
例外処理例外指定,例外処理今週の授業資料,教科書11・1~11・6
第14回目
テンプレートとSTL汎用性と再利用性今週の授業資料,教科書12・1~12・3
第15回目
期末試験オブジェクトの設計,C++言語によるオブジェクト指向プログラミング全「今週の授業資料」,教科書,小テスト問題

教科書
標準C++の基礎知識/柏原 正三/(株)アスキー/ISBN4-7561-3121-2
参考文献
標準C++の基礎知識 実践編/柏原 正三/(株)アスキー/ISBN4-7561-3563-3
C++言語入門/S.T Dewhurst,K.T.Stark著/小山裕司 監訳/(株)アスキー/ISBN4-7561-0044-9
成績評価方法
小テスト(30%),期末試験(50%),授業でのアクティビティー(質問・発表等,20%)を考慮して100点満点とします.試験は,C++言語でオブジェクト指向プログラミングの応用力に着目してその到達度を評価します.成績は所定の規則通り,S・A・B・C・Fで評価しますが,出席が3/4に満たないものは期末の定期試験の受験資格を失うので,合計は50点以下(つまりF)になります.
そのほか受講者への指示/メッセージ
「プログラミングⅠ,Ⅱ」を履修していることが必須条件です.
プログラミング言語Cに知識があればC++言語を学ぶことは決して大変ではありません.オブジェクト指向プログラミングがどのような形式でどのようにオブジェクト指向を実現するのか,その基本的な考え方や仕組みの習得がこの授業のねらいです.オブジェクト指向で,C++言語とネットワークプグラミング技術を使った問題解決技法を確実にマスターすることで,プログラミング技法を指導できる程度の能力を養って欲しい.事前に bb@tamagawa.ac.jp で配布する配布資料および教科書の該当部分に目を通しておくことが必要です(予習・復習が授業の前提です).

更新日:02/05/2007
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