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保育内容の指導法(人間関係)

科目
保育内容の指導法(人間関係)
区分
教育学科科目群
授業コード
56082
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 水/78
単位数
2単位
担当者名
河合 光利
授業の概要
人とのかかわりは、保育実践に限らず、家庭や社会といった幼児を取巻く生活のすべてに関係している。そうした生活の中で、幼児は他者への信頼を築き、自分づくりを行い、安定した情緒や社会性を身につけていく。
本講義では、幼稚園教育要領、保育所保育指針はもとより、人とのかかわりとは何か、保育者としてそれをどのように育てたらよいか、さらに、幼児に対する社会的な影響等を含め、実践の場で生起する事例を中心に人とのかかわりを考えていく。
到達目標
人とのかかわりとは何か、それをどのように育てるべきかを理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
原点としての人間関係 人が人を育てることの意味。生まれてきた子どもが体験する人とのかかわりから得るものとは。人とのかかわりという視点から、自分の幼児期の体験を振り返ってみる。
第2回目
領域「人間関係」 幼稚園教育要領、保育所保育指針に示された人とのかかわりについて、特に「何を育てるべきか」を挙げる。幼稚園教育要領、保育所保育指針を熟読のこと。
第3回目
人とのかかわりとは何か。 社会、家庭、遊び等、およそ子どもを取巻く環境の中で、育つこととは何か。テキストP.53-77.を読んでくる。
第4回目
人とのかかわりが育つ道筋 人とのかかわりの視点から、子どもの発達を概観する。テキストP.42-50を読んでくる。
第5回目
「育ち」の視点(1) 人とのかかわりの中で生起する様々な言動から、子どもの内面を捉えていく視点を考える。テキストP.81-114.を読んでくる。
第6回目
「育ち」の視点(2) 保育カンファレンスを通した子どもの「育ち」の捉え方について考える。保育用語集等の文献から「保育カンファレンス」について調べてくる。
第7回目
保育者の役割(1) 人とのかかわりを育てる保育者の役割とは何か。その援助のあり方について。テキストP.164-170を読んでくる。
第8回目
保育者の役割(2)保育の両義性、「個人」と「集団」の捉え方について。テキストP.172-181を読んでくる。
第9回目
ケースカンファレンス(1)以後、4回にわたり、保育現場で起こりえる人とのかかわりに関する事例の検討を行っていく。初回事例は「トラブル」について。授業内容に応じて必要な文献を指示するので、それを読んでくる。
第10回目
ケースカンファレンス(2)保育形態としての「縦割り活動」について。   
     〃
第11回目
ケースカンファレンス(3)保育形態としての「共同、協同」の活動について。   
     〃
第12回目
ケースカンファレンス(4)「統合保育」について。   
     〃
第13回目
保育者に求められる人とのかかわり職場での「関係づくり」について。自分がどのように人と関わりを持とうとしているかを考えてくる。
第14回目
人間関係の諸問題D.V、ネグレクト、あるいは、ストレス、介護等、人とのかかわりから生じる諸問題について考える。新聞等から、人とのかかわりに関する記事を2つ以上調べてくる。
第15回目

教科書
森上史朗 他編 保育内容「人間関係」ミネルヴァ書房
参考文献
授業内容に応じて指示する
成績評価方法
出席30%、定期試験またはレポート70
そのほか受講者への指示/メッセージ
授業内で扱う事例は、実際に保育現場で起きているものを紹介していく

更新日:
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