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言語と行動

科目
言語と行動
区分
教育学科科目群
授業コード
56087
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 木/12
単位数
2単位
担当者名
荒木 晶子
授業の概要
普段は無意識のうちに行っている人間のコミュニケーション行動と言語の関係を考えます。言語の役割、言語の機能、シンボルの世界と体験の世界を通して私たちが作り上げる現実と言葉とコミュニケーションの関係を文化の側面から明らかにし、非言語コミュニケーションの分野も含め、コミュニケーションと文化の観点から人間の言語と行動を考えていきます。
到達目標
人間のコミュニケーション行動と言語(非言語も含む)の関係を文化的観点から明らかにすることで、日本人に特徴的なコミュニケーション行動と言語の関係を理解し、よりよい人間関係を築けるコミュニケーション能力を養成する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
コミュニケーションの基礎概念I コミュニケーションの特徴〔第2回授業からは、授業内で紹介する参考文献の指示されたページを必ず読んで予習、復習をすること)
第2回目
コミュニケーションの基礎概念Ⅱ 知覚と認識のプロセスが言語、行動に及ぼす影響、言葉と現実とコミュニケーション参考文献は授業内に配布、読書部分は授業内で指示。
参考文献:『自己表現の技法』(コミュニケーションの基礎概念)荒木晶子他、実教出版、翌週、第1回レポート提出
第3回目
言語の機能(Ⅰ) 意味論的寓話(言語と生存)「思想と行動における言語」SIハヤカワ(岩波新書) (授業内でぺージ数を指示)
第4回目
言語の機能(Ⅱ) 記号表示としての言語 (コトバは物ではない、地図と現実)「思想と行動における言語」SIハヤカワ(岩波新書)
(読書部分は授業内で指示)
第5回目
文脈 言語的文脈、物理的文脈、外在的意味と内在的意味「思想と行動における言語」SIハヤカワ(岩波新書)。翌週、第2回レポート提出
第6回目
文化と言語行動 文化の定義、文化と言語とコミュニケーション行動の関係「異文化間コミュニケーション」ジョン・コンドン(サイマル出版) (読書部分は、授業内で指示)
第7回目
日本人に特徴的なコミュニケーション・スタイル 日本人に特徴的なコミュニケーション・スタイルからみえる文化価値観と言語・行動「日本人の表現構造」ディーン・C・バーンランド(サイマル出版会)(読書部分は、授業内で指示)
第8回目
文脈とコミュニケーション高文脈文化と低文脈文化の特徴「日本人の表現構造」ディーン・C・バーンランド(サイマル出版会)(読書部分は、授業内で指示)
第9回目
非言語コミュニケーションと話題の領域(公的自己と私的自己)高文脈文化と低文脈文化の違いによる非言語コミュニケーション(身体的接触度)と話題の領域「日本人の表現構造」ディーン・C・バーンランド(サイマル出版会)(読書部分は、授業内で指示)
翌週、第3回レポート提出
第10回目
日本人の甘えの構造 I甘えの定義と甘えの語彙「甘えの構造」土居健郎 (弘文堂)(読書部分は、授業内で指示)
第11回目
日本人の甘えの構造 Ⅱ甘えにみるコミュニケーション行動「甘えの構造」土居健郎
第3回レポート提出(日本人の甘えからみえるコミュニケーション行動)(読書部分は、授業内で指示)
第12回目
学習スタイルI多様な学習者のニーズに応え、効果的な学習を促す、「四つの学習スタイル」の概念を学ぶ授業内に配布する学習スタイルの資料を読む(読書部分は、授業内で指示)
第13回目
学習スタイルII学習スタイルを取り入れた実践エクササイズ授業内で配布する学習スタイルの資料を読む(読書部分は、授業内で指示)。翌週、第4回レポート(学習スタイル)提出
第14回目
異文化シミュレーションシミュレーションの実際とよりよい人間関係を築くための「D.I.E」メソッドの紹介「異文化コミュニケーション・ワークブック」荒木晶他、三修社 (読書部分は、授業内で指示)
第15回目
まとめ秋学期のまとめと振り返り
授業内レポート
最終レポート作成

教科書
授業内で資料配布、指示に従い、予習復習部分は必ず読んでくること
参考文献
SIハヤカワ(大久保忠利訳)『思想と行動における言語』岩波書店、土居健郎「甘えの構造」弘文堂、ディーン・バーンランド「日本人の表現構造」サイマル出版、ジョン・コンドン「異文化間コミュニケーション」サイマル出版、「異文化コミュニケーション・ワークブック」荒木晶子他、三修社
成績評価方法
学生参加型の授業を展開するため、出席を重視。毎回授業で各小レポート、および課題レポート(5点)の総合点で評価する。出席点:40点(出席回数20点、授業内コメント20点)課題レポート:60点(レポート第1回から3回は10点、学習スタイルと最終レポートは15点×2)総合評価:90%以上S、80%以上A、70%以上B、60%以上C、59%以下以下F
そのほか受講者への指示/メッセージ
授業は学生参加型の授業です。学習者の積極的な参加がなければ、学びはありません。積極的に授業内のエクササイズや討論に参加できる学生の履修を望む。

更新日:02/13/2007
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