検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

保育内容の指導法(言葉)

科目
保育内容の指導法(言葉)
区分
教育学科科目群
授業コード
1603456037
開設セメスター
3S4S
曜日・時限
春 火/56秋 火/56
単位数
2単位
担当者名
河合 光利
授業の概要
言葉は、自分の思いや考えを相手に伝え、お互いに理解を深め、生活を作り上げていくために最も欠くことのできない能力である。幼児の言葉に関する発達を保障していく保育者の役割は、幼児のこの能力を十分に発揮していくための援助を行うことに他ならない。本講義では、幼稚園教育要領及び保育所保育指針に示された領域「言葉」の理解を深めると共に、幼児の発達に即した言葉の援助のあり方を探る。
到達目標
領域「言葉」の理解、幼児の言葉の発達に即した援助の理解
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
領域「言葉」(1) 幼稚園教育要領、保育所保育指針に示された保育内容の捉え方について。幼稚園教育要領、保育所保育指針を熟読のこと。
第2回目
領域「言葉」(2) 領域「言葉」とはどのようなものか、何を育てたらよいのかを考える。     〃
第3回目
人間を特徴づける言葉の機能 人間特有の生得性である言葉は、生活のすべてに関与している。特に、コミュニケーション、思考、文化といった点での影響は大きい。各々に対する言葉の機能を考える。テキストP.20-26を読んでくる。
第4回目
言葉の発達(1) 乳幼児期における言葉の発達について学ぶ。乳幼児はどのようにして言葉を習得していくのかを知る。テキストP.26-38を読んでくる。
第5回目
言葉の発達(2) 前回の授業をもとに、いくつかの事例を挙げ、言葉の発達の姿を捉える。0~5歳児が発するであろう言葉を考えておく。
第6回目
「言葉」が育つ環境 生後間もない頃から生起する身体動作としての言葉から、思考、文化の伝達手段としての言葉まで、言葉が育つ環境を考えるテキストP.39-56を読んでくる。
第7回目
「言葉」を育てる 言葉を育てるとは、どのようなことか。乳幼児の様々な生活状況の中での言葉の育て方について。日常の会話の中で、「面白い」と思った言葉を挙げてくる。
第8回目
幼児理解幼児の「気持ち」を理解する上で、言葉は非常に大きな役割を果たす。保育上、起こりえるいくつかの場面から幼児の「気持ち」を理解する手だてを探る。テキストP.116~を読んでくる。
第9回目
保育者の役割と援助保育者は、折に触れて幼児の豊かな言語表現、感情表現の機会に接する。その際の保育者の役割、援助について考える。テキストP.142-116を読んでくる。
第10回目
事例研究(1)
-検討-
園生活の中で「言葉」に対する援助が必要となる場面を事例として取上げ、具体的な援助のあり方を考える。以後、2回の授業で事例に対する検討及び発表を行う。検討すべき事例を用意するので、それをもとに文献の調査を行うこと。
第11回目
事例研究(2)
-発表-
   
      〃
   
検討、調査した事例の発表を行う。
第12回目
「言葉」に関する問題点(1)早期教育について考える。「おけいこごと」などに対する自分の意見を考えてくる。
第13回目
「言葉」に関する問題点(2)幼児を取囲む社会環境、特に、メディアからの影響を考えてみる。新聞等の記事からトピックとなるものを1つ以上用意してくる。
第14回目
第15回目

教科書
高杉自子 他編 保育内容「言葉」ミネルヴァ書房
参考文献
岡本夏木「子どもとことば」岩波書店
成績評価方法
出席30%、定期試験またはレポート70%
そのほか受講者への指示/メッセージ
毎回の講義の中で、発言、発表を求めていくので、積極的な参加を期待する。

更新日:
検索トップページ担当別50音一覧