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保育内容の指導法(環境)

科目
保育内容の指導法(環境)
区分
乳幼児発達学科科目群
授業コード
1604256042
開設セメスター
3S4S
曜日・時限
春 火/78秋 火/78
単位数
2単位
担当者名
河合 光利
授業の概要
「環境」という言葉には、地球環境から国、地域、園生活、家庭に至るまで幅広い意味がある。幼児を取囲む「環境」もまた、広義の意味をもつ。
保育においては、幼児自からかかわりを求め、そして、その行動の結果から多くを学ぶことができる体験の場、学習の場を豊富に構築していくことが求められる。本講義では、園生活に必要な「環境」の構成に始まり、自然環境へのかかわり、そして、地球環境を含む幅広い環境への問題意識がもてるようになることを目的とする。
到達目標
幼稚園教育要領、保育所保育指針の理解、自然環境へのかかわり
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
領域「環境」とは 幼稚園教育要領、保育所保育指針に示された領域「環境」について理解する。幼稚園教育要領、保育所保育指針を読んでおく。
第2回目
幼児にとっての「環境」とは 幼児を取囲む「環境」は主に社会、自然、園内環境に大別され、さらに時間、空間、雰囲気に細分化される。これらの関係を理解する自分の生活が「環境」からどのように影響を受けているかを考えてくる
第3回目
保育者の感性 保育者の存在はそのままで幼児に大きな影響を与える。
保育者の感性とはどのようなものか、自らの感性について考えてみる。
自分の性格や趣向性等がどのようなものかを挙げてみる。
第4回目
幼児の中に「育てる」もの 「環境」を通して、幼児の中にどのようなことを育てたらよいのか。社会、自然、園環境の中で“育つ”こととは何かを考える。テキストP.16-36.を読んでくる。
第5回目
知的好奇心 知的好奇心とは何か。様々な事例を挙げながら考える。テキストP.74-84を読んでくる。
第6回目
文字や数の扱い 生活の中に存在する文字や数の扱いについて、幼児の生活に即した遊びを考える。生活の中に存在する文字や数、記号にはどのようなものがあるかを考えてくる。
第7回目
園内環境について 幼稚園、保育所に“ふさわしい”環境とはどのようなものか。園舎、園庭、遊具、教材保育者等、各々が幼児に与える影響を挙げる。幼稚園、保育所にある園舎、園庭、遊具、教材等を1つ以上挙げ、幼児に与える影響を考えてくる。
第8回目
社会環境について幼児は、社会という環境からどのように影響を受けているか国、地域、家庭等をテーマに検討を行う。幼児が社会から大きく影響を受けていると考えられるものを3つ、挙げてくる。
第9回目
自然環境について(1)幼稚園、保育所における動物飼育、生命のあり方等について考える。動物飼育を想定し、自分ならどのような飼育をするか考えてくる。
第10回目
自然環境について(2)幼稚園、保育所における植物栽培、食育等について考える。植物栽培を想定し、自分ならどのような栽培をするか考えてくる。
第11回目
自然環境へのかかわり(1)以後、3回にわたり、各グループ単位にて自然環境へのかかわりを計画する。前回までの授業から、具体的な自然へのかかわりが計画できるように資料を準備してくる。
第12回目
自然環境へのかかわり(2)     〃具体的な計画を作成する。
第13回目
自然環境へのかかわり(3)     〃     〃
第14回目
人と自然とのかかわり日本の農業、祭事、山里の意義等から、環境保全に対する思想及び人と自然とのかかわり方を探る。必要な文献を指示するので、それを熟読してくる。
第15回目

教科書
柴崎正行 他編 保育内容「環境」ミネルヴァ書房
参考文献
中沢和子.小川博久編 保育内容「環境〔第2版〕」建帛社
成績評価方法
出席20%、レポート20%、定期試験60
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:
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