検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

戯曲入門

科目
戯曲入門
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
57024
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 火/56
単位数
2単位
担当者名
法月 敏彦
授業の概要
●演劇を成り立たせている要素のひとつである戯曲(台本・テキスト)とは、いったいどのような形式のものであり、どのような機能を持っているのか。歴史的には一様ではなかった戯曲形式も、近現代に至って、小説とは異なる独特の形式となった。戯曲と実際の舞台の間には相違点がある。それでは、どのように戯曲を読み解いていけばよいのか。●この授業では、具体的な作品の読解方法の会得を通して、現代における戯曲の意味を、できる限り「上演」という観点から追求していきたい。とくに、ギリシャと日本の古典演劇とその台本の具体例を通して、現代の戯曲形式との本質的な違いを述べたい。なお、受講者(学生)自身による「音読」ないしは「パブリック・リーディング」という授業運営の方法を実施する。●学期の途中で中間レポートの提出が3回ある。それぞれB5版原稿用紙・縦書き・5枚以内。●学期末に試験を行う。●なお、毎回授業終了時に「授業内容に関するアンケート」の記入を行う。
到達目標
小説とは異なる戯曲という文芸形式を、演劇創造という観点から理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
概説1  授業ガイダンス
現代戯曲の形式。
読んだことのある「戯曲」について復習しておくこと。
第2回目
概説2 戯曲以前の形式。古典演劇の台本。欧州、日本など。配付プリント読書
第3回目
各論1 ギリシャ悲劇 欧州古典演劇における歌と言葉の記述1配付プリント読書
第4回目
各論2 ギリシャ悲劇 欧州古典演劇における歌と言葉の記述2配付プリント読書
第5回目
各論3 ギリシャ悲劇 欧州古典演劇における歌と言葉の記述3配付プリント読書
第6回目
各論4 能(謡曲) 日本古典演劇における歌と言葉の記述1
第1回レポート提出
第1回レポート作成
第7回目
各論5 能(謡曲) 日本古典演劇における歌と言葉の記述2配付プリント読書
第8回目
各論6 能(謡曲)日本古典演劇における歌と言葉の記述3配付プリント読書
第9回目
各論7 人形浄瑠璃文楽(院本)現代戯曲形式への道程1配付プリント読書
第10回目
各論8 人形浄瑠璃文楽(院本)現代戯曲形式への道程2配付プリント読書
第11回目
各論9 人形浄瑠璃文楽(院本)現代戯曲形式への道程3配付プリント読書
第12回目
各論10 歌舞伎(台帳)戯曲形式の完成と展開1
第2回レポート提出
第2回レポート作成
第13回目
各論11 歌舞伎(台帳)戯曲形式の完成と展開2配付プリント読書
第14回目
各論12 歌舞伎(台帳)戯曲形式の完成と展開3配付プリント読書
第15回目
まとめ戯曲形式と稽古方法の相関関係についての一考察
第3回レポート作成
配付プリント読書
第3回レポート作成

教科書
適宜、プリントを配布する
参考文献
授業時に指示する
成績評価方法
平常点40%/レポート(3回)30%/試験30%
そのほか受講者への指示/メッセージ
戯曲の内容を正確に把握することは、演劇という芸術に携わる全てのキャスト・スタッフに必須のスキル。早くマスターすること。◎諸連絡、参考プリントなどはブラックボードを活用して行う。

更新日:01/15/2007
検索トップページ担当別50音一覧