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鑑賞批評論

科目
鑑賞批評論
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
57036
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 火/34
単位数
2単位
担当者名
林 卓行
授業の概要
芸術を批評する目的を見定め、またその批評の実践に触れる。具体的にはマイケル・フリードによる1960年代の美術批評を中心に、現代の視覚芸術をめぐる批評を検討する。なお講義中は美術批評を中心に扱うが、ほかの芸術諸ジャンルの批評にも応用可能な議論を展開する。
到達目標
上記「目的」また「実践」についての理解。またあらゆる創造行為にかかわる「批評」の切実さを知ること。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
イントロダクション 授業の概要説明本シラバスを精読しておく。
第2回目
「批評」と歴史1 「批評」の始まり"criticism"の語源について調べておく
第3回目
「批評」と歴史2 芸術批評のはじまりドニ・ディドロおよびシャルル・ボードレールについて基本的な情報を得ておく
第4回目
「批評」の目的 批評はなんのためになされるか
  ──「価値判断」としての批評
「唯美主義」について基本的な情報を得ておく
第5回目
「批評」の機能 批評と創作、批評と鑑賞、批評と批評各自が「批評」と考える文章を熟読しておく
第6回目
現在の批評0-0 あるレストラン批評の吟味事前に配布されたプリントを精読しておく
第7回目
現代の芸術批評0-1 「パラゴーネ」について「パラゴーネ」について基本的な情報を得ておく
第8回目
現代の芸術批評0-2ボードレールの美術批評──「彫刻はなぜ退屈か」事前に配布されたプリントを精読しておく。以下第14回まで同じ。
第9回目
現代の芸術批評1クレメント・グリーンバーグと純粋視覚性
第10回目
現代の芸術批評2マイケル・フリードと「演劇性」/「没入」
第11回目
現代の芸術批評3マイケル・フリードと「直截性」/「抽象性」
第12回目
現代の芸術批評4マイケル・フリードと「瞬時性」/「持続」、「実在性」と「現在性」
第13回目
現代の芸術批評5ロザリンド・クラウスと「アンフォルム」
第14回目
epilogue/conclusionあるいはappendix批評になにが可能かここまでの授業を踏まえ、各自の考えをまとめておく。
第15回目
期末試験

教科書
なし/必要に応じてプリントを配布
参考文献
関連する展覧会も含め、講義中に随時指示する。
成績評価方法
出席充足者を対象に期末試験を行い、すべてその点数によって判断する。またblackboardを用いて毎回の授業にかんして極小レポートを課し、その課題の提出をもって授業に出席したものと見なす。
そのほか受講者への指示/メッセージ
展覧会の調査(鑑賞)を義務づけることがある。また受講者各自の意見の積極的な発言を要求する。

更新日:01/10/2007
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