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演技基礎B(1・2年生対象)

科目
演技基礎B(1・2年生対象)
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
57068
開設セメスター
2S
曜日・時限
春 木/34
単位数
2単位
担当者名
小森 創介
授業の概要
演技にあたって重要且つ必要なメディアは自身の肉体である。その自身の肉体をいかに駆使するかについて、実技を通して探求する。自己の肉体、感覚を改めて認識し、各種レッスン・エクササイズ・トレーニングを通じてひとつずつ分析を進めて自己の身体を意識的に技術として使えるように研ぎ澄ます。
ウォーミングアップから、自身の集中力と感覚力、身体調整力の向上をはかる。
自然な演技、作らない演技とは?それを実現するためにまずは自己の現在を知ることが必要となる。個人個人の内在する表現能力をあらゆる手段で発見し、コミュニケーションに活かす素地作りをする。
演技者同士、また演技者と観客の生きたコミュニケーションの中にこそライヴアート(生きた芸術)は存在する。
演技の基礎を築く前に自己の肉体、感覚、精神を磨く。
コミュニケーションの芸術である演劇の根底にあると同時に人間関係における全ての基本とされる、人と人とのコミュニケーションにも焦点をあてレッスンを進める。
到達目標
自己表現の基礎コンディションを整える。
己の全て(全身体)に「気付く」こと。
全身体的なるコミュニケーション能力を養う。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
演じるということは何か 全員参加のグループディスカッション
表現に対する自らの考えを共有する
自らの意見を持ち寄ること
第2回目
自由な身体 自由な身体。何から自由になるのかについて行動あるのみ/受動的受講であってはならない
第3回目
集中と開放 身体の集中と開放について自らのからだのコントロールを考える
第4回目
無意識と意識的行動 自身の行動・反応の分析(それは癖なのか?演技なのか?)自己と向き合う勇気
第5回目
感覚の意識化 感覚力・感性について。五感の意識について日常感覚と非日常感覚
第6回目
感覚による自己発見 自身の五感を一つづつ分析し自己再発見・認知について自己の感覚を信じる自信
第7回目
感覚力の向上と研鑽 五感を研ぎ澄まし総合的感覚力を高める未体験の自分と向き合う勇気
第8回目
Body for self & control自己の肉体を意識的に使えるようにするために自らの豊かな表現の可能性
第9回目
Body vocabularyバーバルではない身体言語についてノンバーバル/ムーブメント
第10回目
想像力/イメージ自己の想像力の活性化について物事を一つの側面だけ見ていないか?多角的に捉える準備を。
第11回目
想像力/イメージング 1感覚力と想像力を駆使するために自身の想像力が他者に伝わるかの検証
第12回目
想像力/イメージング 2意識が体験の邪魔をする?自分は現存するか?他者は?
想像力を喚起するためには?
感覚の衝動は共有できるのか?他者との関わりも考える。
第13回目
まとめ・発展インプロヴァイゼィションによるドラマ・シーン創作総合力を試す
第14回目
可能性・展開・進化演技者と観客のコミュニケーションについて自己と他者と他人の意識
ライヴアートの成立について
第15回目
各々の課題の発見自己の今後の課題を明確にする自己の現在と向き合い可能性を知る

教科書
基本的に使用しない。 必要に応じて資料を適宜配布。
参考文献
適宜紹介。
成績評価方法
出席50% 授業参加時の積極性・ディスカッション参加度30% レポート20%
そのほか受講者への指示/メッセージ
毎回動きやすい服装・靴で参加のこと。(レオタードなどの着用の必要はない。)
グループの集中度合いによって内容は変化する。
まずは自分の想いを口に出来るよう心がける。
常に能動的姿勢で臨むこと。待ち受け・受身姿勢であってはならない。

更新日:01/15/2007
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