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演技I

科目
演技I
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
17071
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 木/12
単位数
2単位
担当者名
小森 創介
授業の概要
前年の演技基礎で養った表現のための基礎コンディションを毎回確認しながらレッスンを進める。コミュニケーションは自己対他者、アンサンブル、そして観客へと範囲を広げていく。より空間への意識を高めていく。
劇的なるものの創造を実践する。シーンスタディを含めあらゆる状況に基礎がどう生かされていくかを検証する。
演技にあたって重要且つ必要なメディアは自身の肉体である。その自身の肉体をいかに駆使するかについて、実技を通して探求する。引き続き自己の肉体、感覚を改めて認識し、各種レッスン・エクササイズ・トレーニングを通じてひとつずつ分析を進めて自己の身体を意識的に技術として使えるように研ぎ澄ます。
自然な演技、作らない演技とは?それを実現するためにまずは自己の現在を知ることが必要となる。個人個人の内在する表現能力をあらゆる手段で発見し、コミュニケーションに活かす素地作りをする。
演技者同士、また演技者と観客の生きたコミュニケーションの中にこそライヴアート(生きた芸術)は存在する。
コミュニケーションの芸術である演劇の根底にあると同時に人間関係における全ての基本とされる、人と人とのコミュニケーションにも焦点をあてレッスンを進める。
到達目標
自己の肉体、感覚力、表現力、想像力を駆使し、劇空間に“生きた”人物を創造する。
自己表現の基礎コンディションを整える。
己の全て(全身体)に「気付く」こと。
全身体的なるコミュニケーション能力を養う。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
演じるということは何か 全員参加のグループディスカッション
前年からの自己課題と到達目標の確認
自らの意見を持ち寄ること
第2回目
台詞と意識 短い台詞を使った意識確認モノローグ、詩など(1分程度)を暗唱できるように準備してくること
第3回目
台詞と意識Ⅱ あらゆるコンディション下での台詞と意識の変化引き続き各自準備してきたピースを使う。
第4回目
無意識と意識的行動 自身の行動・反応の分析(それは癖なのか?演技なのか?)自然体でそこに存在するためには
第5回目
伝わることば 説明過多の演技と向き合い、自己表現を見つめなおす書かれたことばが自分の心からの言葉になるのか?
第6回目
インプロヴァイゼイション1 生きたコミュニケーションを目指して総合力の確認と発展
第7回目
インプロヴァイゼイション2 生きたコミュニケーションを目指して総合力の確認と発展
第8回目
インプロヴァイゼイション3生きたコミュニケーションを目指して
観客と空間を共有することについて
総合力の確認と発展
第9回目
能動的対応力インプロヴァイゼイションにおいてのGIVEとRECEIVE人と人とのコミュニケーションを考察
第10回目
Body vocabulary改めて身体言語についての発展的なエクササイズに挑戦する人の実演を見ている時の観察力、他者との感覚の共有
第11回目
アンサンブルと自己演技における協調と主張視野は自己のみにとらわれず他者、観客へ
第12回目
創造の現場実演家の創造の現場で必要な共通言語を探求する起こり得る様々な状況下で的確な判断が出来るように
第13回目
インプロヴァイゼイション4能動的に、その瞬間に生きる心身を確認するために来るべき本格的実演現場を想定し始めること
第14回目
インプロヴァイゼイション5より能動的に、その瞬間に生きる心身を確認するために来るべき本格的実演現場を想定し始めること
第15回目
まとめ・演技Ⅱへの準備今までの自己課題の解決度とこれからの課題来る次学期へのイントロダクション

教科書
基本的に使用しない。 必要に応じて資料を適宜配布。
参考文献
適宜紹介。
成績評価方法
出席50% 授業参加時の積極性・ディスカッション参加度30% レポート20%
そのほか受講者への指示/メッセージ
毎回動きやすい服装・靴で参加のこと。(レオタードなどの着用の必要はない。)
グループの集中度合いによって内容は変化する。
常に能動的姿勢で臨むこと。待ち受け・受身姿勢であってはならない。

更新日:01/15/2007
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