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民族と宗教

科目
民族と宗教
区分
観光ビジネスコース科目群
授業コード
51507
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 水/12
単位数
2単位
担当者名
菊池 重雄
授業の概要
多民族で構成されるアメリカ合衆国(植民地時代も含む)における宗教と社会の関係を、キリスト教(プロテスタント諸教会・カトリック教会)の歴史的展開を中心に考察する。植民地時代にかんしては、キリスト教が植民地の社会・文化形成に果たした役割を検証する。また、合衆国誕生後の時代にかんしては、プロテスタント諸教会と社会・文化のかかわりを、主にアメリカ合衆国の神学的潮流に言及しながら論じていく。
到達目標
アメリカ合衆国におけるキリスト教の史的展開と受容を学ぶことで、世界史および現代世界におけるアメリカ合衆国の役割と可能性を考察するさいの基礎的な見解を形成することができる。また、第一次資料(史料)に基づいて研究する方法を身につけることができる。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
序論:アメリカ合衆国とキリスト教 キリスト教国としてのアメリカ―アメリカ社会におけるキリスト教の役割指定されたVTR(Bb配信)を4月中に視聴すること。
第2回目
近代の始まりとキリスト教 ヨーロッパ近代社会の成立とキリスト教の役割―アメリカ教会史の前提として復習として:マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の関連箇所を読み、授業で言及した思想を確認しておくこと。
第3回目
ピューリタニズムとは何かⅠ イングランドとアメリカのピューリタニズム事前に配布される講義ノート(Bb配信)を読んでおくこと。
第4回目
ピューリタニズムとは何かⅡ アメリカ合衆国におけるピューリタン社会―ピューリタン神話の誕生事前に配布される講義ノート(Bb配信)を読んでおくこと。
第5回目
アメリカ植民地のキリスト教 アメリカ植民地におけるキリスト教の展開事前に配布される講義資ノート(Bb配信)を読んでおくこと。
第6回目
政教分離社会の展開 独立革命と合衆国憲法と修正第一条独立革命の概略を確認しておくこと。また、アメリカ合衆国憲法の指定箇所を読んでおくこと。
第7回目
アメリカの西部進出とキリスト教 フロンティア社会とキリスト教/キリスト教と教育/奴隷問題とキリスト教事前に配布される講義ノート(Bb配信)を読んでおくこと。
第8回目
南北戦争とキリスト教プロテスタント諸教会の分裂(1)アメリカ合衆国における南北戦争の歴史的意味について考えておくこと。
(2)プレゼンテーションの実施
第9回目
19世紀後半のアメリカ社会とキリスト教Ⅰプロテスタント諸教派の海外伝道―アメリカ合衆国のプロテスタント諸教会と日本①事前に配布される講義資料(Bb配信)を読んでおくこと。
第10回目
19世紀後半のアメリカ社会とキリスト教Ⅱ(1)プロテスタント諸教派の海外伝道―アメリカ合衆国のプロテスタント諸教会と日本②
(2)都市の形成とキリスト教社会運動
プレゼンテーションの実施
第11回目
20世紀のアメリカ社会とキリスト教の展開Ⅰ20世紀のアメリカ社会とラインホールド・ニーバーの政治神学事前に配布される講義資料(Bb配信)を読んでおくこと。
第12回目
20世紀のアメリカ社会とキリスト教の展開Ⅱニーバー思想の実践-キング牧師と黒人公民権運動(1)キング牧師の思想と生涯について事前に確認しておくこと。
(2)指定されたVTR(Bb配信)を視聴しておくこと。
第13回目
20世紀のアメリカ社会とキリスト教の展開Ⅲメインストリーム・チャーチとファンダメンタル・チャーチ事前に配布される講義資料(Bb配信)を読んでおくこと。
第14回目
20世紀のアメリカ社会とキリスト教の展開Ⅳプロテスタント諸教会は9.11同時多発テロをどのようにとらえたか事前に配布される講義資料(Bb配信)を読んでおくこと。
第15回目
学期末試験

教科書
ブラックボード・システムをとおしてプリント(教科書として使用)および講義ノートを配信します。
参考文献
菊池重雄・佐藤成男(編著)『国際社会と文化』玉川大学出版部※大学図書館に用意されています。
成績評価方法
プレゼンテーション(20%)、中間レポート(30%)、授業参加度(20%)、学期末試験(30%)
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/13/2007
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