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担当別５０音一覧

科目	企業論	区分	国際ビジネスコース科目群
授業コード	11446	開設セメスター	3S
曜日・時限	春　火/3456	単位数	4単位
担当者名	佐久間　信夫

授業の概要

近年、世界各国でコーポレート・ガバナンス改革が進められています。コーポレート・ガバナンスは従業員や株主だけでなく、消費者や地域社会そして地球環境などにとってきわめて重要な意味をもつものです。各国のコーポレート・ガバナンス改革がどのように進められ、企業の行動がどのように変わっていきつつあるのかを考えていきます。 さらに、この授業を通して、自分が消費者や地域住民として、あるいは（将来は）従業員としてどのように企業とかかわっており、またかかわっていくべきなのかを考えていきます。 オーソドックスな企業形態論および、株式会社や企業集団などについても基本的な理論と実態について学びます。また、必要に応じ講義の順番を入れ替えることがあります。

到達目標	現代の大企業の行動が私たちの生活にどのような影響を与えているのかを理解し、大企業の行動を制御するための企業統治改革が各国で、どのような方向に向けて進められているのかを理解できるようにします。

授業計画	テーマ	内容	授業を受けるにあたって
第1回目	企業の諸形態	経済形態と法律形態 合名会社、合資会社、有限会社、株式会社、相互会社	次週の内容の予習をしておくことが望ましい。
第2回目	株式会社の理論	株式会社の特質、所有と経営の分離 所有と支配の分離
第3回目	企業結合（１）企業集団と企業系列	日本の企業集団、社長会、株式相互持合い 持株会社、企業系列、下請、販売系列
第4回目	企業結合（２）Ｍ＆Ａと戦略提携	Ｍ＆Ａの種類と効果、国際的Ｍ＆Ａの事例 戦略提携の種類と効果、戦略提携の事例
第5回目	企業の社会的責任（１）企業と社会	ステークホルダー、企業統治と企業倫理、社会貢献
第6回目	企業の社会的責任（２）企業不祥事の事例　１	エンロン、監査法人、ＳＥＣ
第7回目	企業の社会的責任（３）企業不祥事の事例　２	西武鉄道、非公開企業の情報開示、金融庁 三菱自動車、コンプライアンス、内部通報制度
第8回目	企業の社会的責任（４）企業倫理	企業倫理の制度化、連邦量刑ガイドライン
第9回目	日本の企業統治構造	市場構造、法的規制 、会社機関構造、企業統治改革
第10回目	アメリカの企業統治構造	市場構造、法的規制、会社機関構造
第11回目	ドイツの企業統治構造	市場構造、共同決定法、会社機関構造
第12回目	イギリスの企業統治構造	市場構造、企業統治改革、会社機関構造
第13回目	韓国の企業統治構造	市場構造、財閥改革、企業統治改革
第14回目	中国の企業統治構造	国有企業改革、国有資産監督管理委員会、老三会
第15回目	タイの企業統治構造	タイの上場企業、会社機関構造、タイ・コーポレート・ガバナンス原則

教科書	佐久間信夫編著『企業統治構造の国際比較』ミネルヴァ書房、3,000円。
参考文献	参考書『増補版　現代経営用語の基礎知識』学文社、2,500円。
成績評価方法	定期試験、レポート、出席。
そのほか受講者への指示／メッセージ