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芸術と生活

科目
芸術と生活
区分
生活関連科目群
授業コード
1002850010
開設セメスター
3S2S
曜日・時限
春 火/12秋 月/34
単位数
2単位
担当者名
網野 公一
授業の概要
日本の伝統的話芸(=落語)を鑑賞する。演芸の分野に属する落語は、学問研究の対象になる事が少なかったといって良いだろう。本講義では、古典落語の鑑賞を通じて、落語への理解を深めると共に、口演=話芸の表現方法とその表現力の可能性と限界について理解することを目指す。合わせてストーリーの理解、展開する江戸・明治の時代への理解、演者の創作性、舞台芸術としての落語の芸術度などを考察する。受講者には毎回レポートを課す。
到達目標
落語で語られることの理解が出来ること。つまり話芸によって表現することの本質を理解できること。その醍醐味=面白みと、継承される伝統演芸の芸術性について理解できること。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
ガイダンス 予めテキストを入手して、目を通しておく
第2回目
鑑賞と解説① 『火焔太鼓』/落語における爆笑ということ『火焔太鼓』を精読しておく
第3回目
鑑賞と解説② 『へっつい幽霊』/幽霊もの『へっつい幽霊』を精読しておく
第4回目
鑑賞と解説③ 『船徳』/人情噺からば滑稽噺『船徳』を精読しておく
第5回目
鑑賞と解説④ 『宿屋の富』/富の噺『宿屋の富』を精読しておく
第6回目
鑑賞と解説⑤ 『黄金餅』/人情噺、奇談、由来物語『黄金餅』を精読しておく
第7回目
鑑賞と解説⑥ 『鰻の幇間(たいこ)』/落語の本質①、口演者の創造性について『鰻の幇間』を精読しておく
第8回目
鑑賞と解説⑦『夢金』/落語の本質②、筋立てと下げ『夢金』を精読しておく
第9回目
鑑賞と解説⑧『柳田格之進』/落語の本質③、表現手段配布する資料を講読しておく
第10回目
鑑賞と解説⑨『もう半分』/怪談噺『もう半分』を精読しておく
第11回目
鑑賞と解説⑩『富久』/富の噺と幇間噺『富久』を精読しておく
第12回目
鑑賞と解説⑪『茶金』/上方落語と東京落語『茶金』を精読しておく
第13回目
鑑賞と解説⑫『芝浜』/人情噺と歌舞伎『芝浜』を精読しておく
第14回目
鑑賞と解説⑬『文七元結(ぶんしちもっとい)』/落語の本質④、落語における名人とは?配布する資料を講読しておく
第15回目
まとめまとめとレポート回収レポートを制作しておく

教科書
古今亭志ん朝/京須偕充・編、『志ん朝の落語5 浮きつ沈みつ』、筑摩書房、2004年刊
参考文献
講義中にとの都度指示する
成績評価方法
期末レポートと、講義ごと毎回のレポート提出、レポートは自筆とする
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:01/13/2007
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