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担当別５０音一覧

科目	心理学	区分	社会文化科目群
授業コード	10024、10032、10055、50028､50038､50057	開設セメスター	3S、2S
曜日・時限	春　火/12、春　火/34、春　火/78、秋　火/12､秋　火/34､秋　火/78	単位数	2単位
担当者名	桑名　俊徳

授業の概要

この講義は「こころ」の科学としての心理学の理解を目指しています．目で見たり，手にとって触れたりすることのできない対象である「こころ」を，心理学者たちは，どのようにとらえ，どのようにして科学的に調べているのでしょうか．授業では，まずはじめに，現代の心理学の視点について，心理学と隣接する諸領域と比較しながら解説していきます．そして，これを踏まえて，ヒトや動物が示すいろいろな行動を支えている「こころ」の働きについて，具体的な実験や事例を紹介しながら解説していく．

到達目標	心理学を学ぶにあたり，いろいろな心理学的事実を単なる知識としてだけでなく，それらの事実が一体どのような実験方法で得られたのか，も踏まえて理解できるようになることを心がけてしてほしい．

授業計画	テーマ	内容	授業を受けるにあたって
第1回目	心理学の視点	こころを巡る問題（精神と身体）	授業内容をまとめた上で，そこから自分なりの問題の発見に努めてほしい．
第2回目	同上	「こころ」の働きと自然科学（生理学，物理学，生物学）	同上
第3回目	同上	心理学の成立と展開（こころ，意識，行動）	同上
第4回目	行動の様式と神経系	反射的行動，本能的行動，習得的行動	同上
第5回目	学習と行動	Pavlovの条件反射，いろいろな古典的条件づけ	同上
第6回目	同上	Thorndikeの試行錯誤学習，オペラント条件づけ	同上
第7回目	同上	逃避・回避行動の条件づけ，強化と学習	同上
第8回目	象徴機能と行動	遅延反応の実験，言語と行動	同上
第9回目	記憶と行動	記憶の仕組み（一時的な記憶と長期記憶）	同上
第10回目	同上	顕在記憶と潜在記憶	同上
第11回目	動機づけと行動	動機の種類，動機づけの機能	同上
第12回目	同上	フラストレーションと行動	同上
第13回目	遺伝と環境	知能における遺伝と環境の相互作用	同上
第14回目	同上	D.O.Hebbによる行動発達の規定因	同上
第15回目	同上	初期経験の効果	同上

教科書	教科書は用いない．
参考文献	授業時に取り上げたテーマに関する文献を適宜紹介する．
成績評価方法	試験，出席状況．（小レポート課題も課すこともある）
そのほか受講者への指示／メッセージ	講義中の私語，飲食は厳禁．