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外国史

科目
外国史
区分
社会文化科目群
授業コード
1007150073
開設セメスター
3S2S
曜日・時限
春 火/34秋 火/12
単位数
2単位
担当者名
菊池 重雄
授業の概要
この授業ではアメリカ合衆国の英雄とされる人物のなかから5名を選び、その生涯とアメリカ合衆国とのかかわりを考察します。具体的には、彼らが一個人としてどのようにアメリカ合衆国を理解し、アメリカ合衆国のかかえる諸問題に向かい合ったかを、合衆国の史的展開に即して学んでいきます。授業ではベンジャミン・フランクリン (Franklin, Benjamin) とトマス・ジェファーソン (Jefferson, Thomas) を考察することでアメリカ合衆国の建国時代を、マーク・トゥエイン (Twain, Mark) にふれることで南北戦争を中心とする19世紀半ばから後半のアメリカ合衆国を学びます。さらに、ヘンリー・フォード (Ford, Henry) を考察することでアメリカが世界最大の資本主義国となる20世紀前半から第二次世界大戦までを学び、ヴェトナム戦争を終了させた光の部分とウォーターゲート事件を引き起こした影の部分をもつリチャード・ニクソン (Nixon, Richard) をとおして20世紀後半のアメリカ社会、特に、冷戦時代の政治的リーダーと国民の関係のあり方を見ていきます。
到達目標
①授業で扱う5人の生き方と決断を学ぶことで、個人がどのように国家および世界の発展と積極的にかかわっていけるかを理解することができるようになります。②この授業は一年次必修科目『一年次セミナー101』の人文・社会科学分野における応用科目です。したがって、この授業を受講することで、『一年次セミナー101』で学ぶ「学問とは何か」「なぜ学ぶのか」「意思決定について」「本をどう読むか」『レポートをどう書くか」「試験にどう備えるか」などを実践的に応用し、ほかの科目の学習につなげることができます。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
①ガイダンス
②歴史とは何かⅠ
①「外国史(アメリカ史)」の授業を行うにあたって②歴史を学ぶことについてⅠシラバスを読み、質問事項を整理しておくこと。
第2回目
歴史とは何かⅡ 歴史を学ぶことについてⅡ-日米比較の観点から自分の歴史観(歴史のイメージ)を400字程度にまとめておくこと。
第3回目
歴史とは何かⅢ 歴史を学ぶことについてⅢ-史料とどのように向かい合うか教科書「1960年代アメリカの群像」を持参すること。
第4回目
ベンジャミン・フランクリン (Franklin, Benjamin) の決断 アメリカ合衆国の創造とビジネス・チャンスⅠ予習用プリント『ベンジャミン・フランクリン』を読んでおくこと。
第5回目
なぜベンジャミン・フランクリンはミスター・アメリカと呼ばれるのか アメリカ合衆国の創造とビジネス・チャンスⅡベンジャミン・フランクリンの業績とその意義をまとめておくこと。
第6回目
トマス・ジェファーソン (Jefferson, Thomas) の決断 アメリカ合衆国の秩序形成と大統領の役割Ⅰ予習用プリント『トマス・ジェファーソン』を読んでおくこと。
第7回目
トマス・ジェファーソンに見るリーダーシップの本質 アメリカ合衆国の秩序形成と大統領の役割Ⅱトマス・ジェファーソンの業績とその意義をまとめておくこと。
第8回目
マーク・トゥエイン (Twain, Mark) の決断国家における批判勢力存在の意義Ⅰ予習用プリント『マーク・トゥエイン』を読んでおくこと。
第9回目
マーク・トゥエインの提言:アメリカ合衆国が正しく発展するために国家における批判勢力存在の意義Ⅱマーク・トゥエインの業績とその意義をまとめておくこと。
第10回目
ヘンリー・フォード (Ford, Henry) の決断資本主義社会の展開Ⅰ予習用プリント『ヘンリー・フォード』を読んでおくこと。
第11回目
ヘンリー・フォードに見る近代化の矛盾資本主義社会の展開Ⅱヘンリー・フォードの業績とその意義をまとめておくこと。
第12回目
第二次世界大戦後のアメリカ合衆国(1970年まで)アメリカ合衆国の1950年代と1960年代テキスト「1960年代アメリカの群像」を読了しておくこと。
第13回目
リチャード・ニクソン (Nixon, Richard M.) と1960年代冷戦時代を生きるアメリカ合衆国Ⅰ予習用プリント『リチャード・ニクソン 』を読んでおくこと。
第14回目
リチャード・ニクソンの栄光と没落冷戦時代を生きるアメリカ合衆国Ⅱリチャード・ニクソンの業績とその意義をまとめておくこと。
第15回目
学期末試験

教科書
菊池重雄・佐藤成男(編著)、『1960年代アメリカの群像』大学教育出版
ほかに、ブラックボード・システムをとおしてプリントを配布します。
参考文献
ロデリック・ナッシュ著、足立 康訳『人物アメリカ史』新潮選書(新潮社)
成績評価方法
プレゼンテーション(10%)、中間レポート(30%)、応用レポート(30%)、学期末試験(30%)
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/15/2007
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