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社会学

科目
社会学
区分
社会文化科目群
授業コード
101485001350149
開設セメスター
3S2S
曜日・時限
春 木/78秋 月/56秋 木/78
単位数
2単位
担当者名
大倉 健太郎
授業の概要
 人が2人以上の複数で集まると、そこには1人でいた時と違ったルール、物の感じ方や見方といったものが出来上がる。たとえば、孤島でたった独り取り残された場合、その人自らが他人との(たとえば、男女の)差異を問題にしたり、差異そのものを問うことはないが、2人になった場合、他人(たとえば、男とか、女とか)との差異は意識化されるだろうし、その他の(年齢、価値観、美意識、信仰などに基づいた)差異に対する認知が生まれてくる。すなわち、社会学の目的や関心事は、(独りで居る時とは異なり)人が2人以上で存在する時に出来上がるルールや規律、意識や行動パターンなどを問うことにある。そして、その具体的方法は、従来、自明だとされてきたこと(たとえば、世間の常識)を批判的に疑うことによって可能となる。社会学は、一見純粋に個人的とも思える「経験」を、社会という枠組みから洗い直そうとする学問的試みである。◎印は、学生による課題のプレゼンテーション日。
到達目標
1)社会学とは何か、自分なりに理解できること; 2)社会学的視点を持てること; 3)批判的思考ができるようになること
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
社会学とは何か 社会学は何を「問題」とするのか社会学の紹介
第2回目
社会学者たち デュルケムからフーコーへ
-『自殺論』から『監獄の誕生』まで-
第1章を読んで、授業に参加
第3回目
◎文化、社会、個人 文化とはなにか?
-「精神」的な文化と「世俗」的な文化-
第2章を読んで、授業に参加
第4回目
同上 同上同上
第5回目
◎ジェンダーとセクシャリティ 何故わたしは「男」で、「女」なのか?
-「男」と「女」の差異とその構築・まなざしと身体・近代的家族観-
第5章を読んで、授業に参加
第6回目
同上 同上同上
第7回目
◎階級、社会成層、不平等 「平等」か「競争」か?
-「CLASSY」でセレブな私・自由主義社会と福祉国家のジレンマ-
第10章を読んで、授業に参加
第8回目
同上同上同上
第9回目
◎統治と政治共同体という幻想
-「国民的文学」から「国民的アイドル」の発現・欧州における「超国民国家」への挑戦-
第13章を読んで、授業に参加
第10回目
同上同上同上
第11回目
◎マスメディアとコミュニケーション様式メディアとフェティシズム
-現実と幻想の境界は可能か?・ハイパーリアリティ論-
第14章を読んで、授業に参加
第12回目
◎教育公教育という制度
-学校と社会的成功の関係・「知能」の誕生-
第15章を読んで、授業に参加
第13回目
同上同上同上
第14回目
社会学の調査研究方法フィールドワーク
-社会学の方法・聞き取り調査のジレンマ-
第20章を読んで、授業に参加
第15回目
その他の社会学の対象労働、エスニシティ、宗教などこれまでの授業を振り返る

教科書
第4版『社会学』、アンソニー・ギデンス著、而立書房
参考文献
随時、プリントを配付
成績評価方法
1)授業への参加(授業時後半に毎回感想を書くこと、ディスカッションへの積極的参加を出席に換算)と、パワーポイントによるプレゼンテーションで40%; 2)中間テスト30%; 3)期末レポート30%
そのほか受講者への指示/メッセージ
テキストを購入、もしくはその複写を持参しない場合は、受講を認めない

更新日:02/01/2007
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