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ことばと文化(平成18年度以前入学生対象)

科目
ことばと文化(平成18年度以前入学生対象)
区分
言語表現科目群
授業コード
1006350064
開設セメスター
3S2S
曜日・時限
春 水/12秋 水/12
単位数
2単位
担当者名
秋山 庵然
授業の概要
ことばは混沌として連続的、切れ目のない素材の世界に虚構の分節を与える不思議な「生き物」である。文化が違えばことばも異なり、ことばは文化と社会の構造とによって規制される。その対象をすこしばかり日本語と英語とに絞って、「ことばと文化」を論ずる。
到達目標
下記の授業内容を教科書等を参照しつつ理解できて、自分で「ことばと文化」に関して考察できるようになることを、その到達目標とする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
ことばの起源 (最初に授業についての説明)ことばの起源に関する諸説教科書の関連部分(第1章)を読んでくること。
第2回目
動物の「ことば」 ミツバチのダンスは人間のことばと同じか
(一部サルのことばに関するビデオ教材を使用予定)
教科書の関連部分(第2章)を読んでくること。
第3回目
人間のことば ことばの恣意性など教科書の関連部分(第3章・第7章)を読んでくること。
第4回目
ことばの分節性 我々はことばで世界を秩序づけている参考図書『ことばと文化』の関連部分を読んでくることが望ましい。
第5回目
世界のことば 60億人のさまざまなことばとさまざまな文化
(一部ビデオ教材を使用予定)
教科書の関連部分(第4章)を読んでくること。
第6回目
ことばの変化 自然言語は必ず変化する仏語を話す王に支配された結果、英語は教科書の関連部分(第5章)を読んでくること。
第7回目
ことばの運用 「少し暑いですね」は「窓を開けて下さい」か教科書の関連部分(第6章)を読んでくること。
第8回目
何を言わないか「言わない」も「言っている」
比喩(ひゆ)はことばの非レッテル用法の一つ
「言わない」ということについて考えてくること。
第9回目
諺(ことわざ)諺に文化の違いをみる参考図書『ことばと文化』の関連部分を読んでくることが望ましい。
第10回目
ことば遊びことばは百態の遊戯にして、行きかう文もまた遊びなり教科書の関連部分(第20章)を読んでくること。
第11回目
ことばと性「私のいとこは医者です」と聞いて、このいとこは男性であると判断する人が多いか教科書の関連部分(第19章)を読んでくること。
第12回目
ことばと社会・文化ことばと社会・文化は深くかかわっている教科書の関連部分(第16章)を読んでくること。
第13回目
ことばとコンピュータ手書き→タイプライター→ワードプロセッサ JW10→PC→ケータイのメール(ワープロは生産中止)教科書の関連部分(第18章)を読んでくること。
第14回目
[予備の時間][授業の全体的な進捗状況を勘案して調整に当てる]
第15回目
[試験の解説][質疑応答の時間を設け、さらに試験について説明をする]

教科書
『言語学への招待』(中島・外池編著、大修館書店)
参考文献
『ことばと文化』(鈴木孝夫著、岩波書店)『新世代の言語学』(飯野・恩村・杉田・森吉編著、くろしお出版)
成績評価方法
学期末の試験で評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
講義順序は教科書の章立て順序とは必ずしも一致しませんので、注意して下さい。授業は午前9時始業です。遅刻しないようにして下さい。

更新日:01/31/2006
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