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芸術と生活 (芸術学部対象)

科目
芸術と生活 (芸術学部対象)
区分
総合科目群
授業コード
170791806619072
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 金/34
単位数
2単位
担当者名
三橋 圭介
授業の概要
20世紀の芸術は、生活との密接な結びつきによって発展してきた。都市のノイズやテクノロジー、メディアなど、それらの発達に伴い、音楽・美術・ダンス・映像などの多様なジャンルの交通が生まれ、芸術は芸術それ自体を拡張していった。この授業では「芸術と生活」という主題に基づきながら、20世紀の新しい実験的な芸術活動を概観していく。DVDなどの視覚メディアを用いた授業を予定している。
到達目標
芸術の既成概念を広げること、そして20世紀から21世紀の新しい芸術において、いかなる交通が行われているかを理解することにより、社会や生活との関わりのなかから芸術を見る力を養うことにある。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
主題:芸術と生活 芸術と生活 ~第2回目以降の方向性と概要を解説。芸術の制度について。日々の生活のなかで芸術に触れることが大切です。興味深い展覧会やコンサートなどがあれば紹介していきます。
第2回目
変奏1:都市と芸術 未来主義、ダダなどの芸術運動(マリネッティ、ルッソロ、サティ、デュシャンなど) 同上
第3回目
変奏2:生活の芸術化1 ジョン・ケージの音楽・思想~空の器 同上
第4回目
変奏3:生活の芸術化2 フルクサス物語~生活を芸術化するフルクサスのパフォーマンス(反芸術、反制度による運動)同上
第5回目
変奏4:生活の芸術化3 生活に潜む超芸術トマソン同上
第6回目
変奏5:音楽と社会 音楽の歩き方~ミニマル・ミュージックとアジアの伝統音楽。 同上
第7回目
変奏6:伝統と現代1 ミニマル・ミュージックを中心に(現代社会とアジアの共同体のあり方の違いなども)。同上
第8回目
変奏7:まとめ 課題12つの映像作品を見て、レポート製作。同上
第9回目
変奏8:メディアと芸術1 素材の拡張~大きな枠組みとしてのエレクトロニック・ミュージック(ミュジック・コンクレート、ライヴ・エレクトロニック・ミュージック、電子音楽 )同上
第10回目
変奏9:メディアと芸術2ヴィジュアル・ミュージック(音楽と視覚メディアとの関わり、共感覚など)の概念と作品同上
第11回目
変奏10:メディアと芸術3サウンド・スケープ、サウンド・アート、サウンド・インスタレーション同上
第12回目
変奏11:メディアと芸術3実験的ポップ・ミュージック同上
第13回目
変奏12:人種と音楽ジャズと黒人~フリーに向かって(民族の発見と解放)同上
第14回目
変奏13:身体と音楽 音楽の身体論 ~音楽とダンス同上
第15回目
変奏14:身体と音楽2伝統と現代~日本を中心に
課題レポート提出日(課題は事前に伝えます)。
同上

教科書
なし。
参考文献
授業のなかでその都度紹介します。
成績評価方法
出席とレポート。
そのほか受講者への指示/メッセージ
この授業は知識を学ぶ授業というより「芸術とは何か」を考える授業です。

更新日:01/14/2007
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