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メディア・イングリッシュ

科目
メディア・イングリッシュ
区分
比較文化学科科目群
授業コード
22029
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 水/12
単位数
2単位
担当者名
實川 真理子
授業の概要
あらためていうまでもないが「ニュースの予習」はできない。毎回授業で初めて出会う英語のニュースをその場で聞き取り、理解し、自分の意見を述べる参考として使いこなすことができるためには、日常的に母国語でニュースに接して語彙と内容を理解し、同時に、毎日英語ニュースを繰り返し聞いていわゆる「英語耳」をつくるという地道な努力が必要である。「授業を受けるにあたって」に英語のニュース・ソースを挙げた。インターネットのよいところは、同じニュース動画を自分で納得できるまで繰り返し視聴できることである。この特長をいかして、授業の開講を待たず今日から視聴をはじめて欲しい。授業外で「この習慣を身につけつつある」ことを前提に、授業内では、最初は日本のニュースを英語で説明し議論することに時間をかけるが、授業外で学期当初から英語ニュースに慣れてきた段階で、国際ニュースを要約・説明・議論することに移行する。今学期は2008年秋のアメリカ大統領選挙にむけて、各政党内で進行する候補者選びに焦点をあてて、人種・性別・宗教といった個人の背景と、争点ごとの立場とリーダーの資質、各候補のコミュニケーション戦略がどのように相互作用しあって「ふるい落とされ」ていくのかをリアルタイムで検討します。授業外で時間をかけて英語ニュースにアクセスしていなければ、この移行についていくのは難しいので気をつけてください。
到達目標
新聞、テレビ、インターネットなどのメディアから、国際情勢、国際関係、文化交流などの情報コンテンツを、英語で情報を取得し、英語で考えをまとめて自分の意見として議論することを目標とする。この過程で、英語のスタイルに慣れ、表現、語彙などの知識を養う。具体的には初めて視聴した英語・米語のニュースを英・米語で要約し自分のIssue Positionを述べることができるレベルの英語力と、日本語で解説できるレベルのコンテンツの把握力を目標とする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
Introduction まず、英語のヒアリングレベルを確認するディクテーションを実施する。次に、履修生のメディア・アクセス可能状況(二ヶ国語放送テレビ、衛星放送、インターネット動画、iPodなど)と、2007年4月第1週現在の国際ニュースについての知識レベルを確認して、授業のレベルと進め方について決定する。基本テキスト:「New York Times」 インターネット・エディション― BlackboardのMy Toolのページから、「コンテンツの変更」を選び、「コンテンツの変更」ページの選択肢から、次の項目を選んでください(必須、他の項目は興味があれば適宜加えてください。)
New York Times Quick News
New York Times News
Thesaurus:
Dictionary
NYTのQuickNewsの最初の3本くらいは毎日目を通してみましょう。興味があればその他の英語のニュースサイトにアクセスして、テキストを読み、知らない語彙は確認しておくこと。英語で英語を学ぶならば、上記My ToolのDictionaryとThesaurus:を活用してください。また、辞書に頼らずとも、同じニュースを日本語のニュースサイトで読むと、辞書をひくより早くかつ文脈の中で最も適切な訳語がみつかります。
つぎに英語でニュースを視聴します。
ABC news  http://abcnews.go.com/
メインページに赤字でVIDEOとあるものは動画視聴が可能です。あるいは、はじめからVIDEO MainMenuを選ぶのも手です。注)同じサイトだが下記URLではアクセス料が$4.95/月が課されるので、CMなしで無制限のアクセスを望む人以外は、上記のURLからまず記事を選んで番組ごとにアクセスし、CMつきの番組を視聴することを勧める。(CMもアメリカ文化を学ぶよい素材です。)
http://abcnews.go.com/Video/
ABC News Showerは、ABCと提携関係にあるNHKが、その日のABCニュースから1分程度のクリップを選んで、5分間の英語教材として提供しているものです。NHK衛星放送1チャンネル(BS7)で、月曜日から金曜日の午後6時55分から(再放送:火曜日~土曜日の午前11時55分から)放送されています。また、下記のURL(NHK BS 今日の世界)にアクセスして
http://www.nhk.or.jp/kyounosekai/
から左のメニューから「ABCニュースシャワー」を選んでクリックすると、クリップの全文と和訳が対訳で、さらにキーワードで学習を深めることができます。
第2回目
二ヶ国語放送を利用してニュースを日本語と英語で聞く メディアを使ってニュースに英語でアクセスする経験について考える。一週間のアクセス経験を記録して持参すること。
ABC News Showerの使い方。
新聞やインターネットのニュース・サイトでその日のニュースを把握したのち、「二ヶ国語放送」のニュース番組を、英語で視聴する。授業ではNHK7時のニュースまたは衛星放送のWhat’s on Japanを使うが、日常的な視聴にはスケジュールのあうものを利用してください。
第3回目
日本のニュース
ABC News Shower
日本のニュースを英語で聞き取る。新聞やインターネットのニュース・サイトでその日のニュースを把握したのち、「二ヶ国語放送」のニュース番組を、英語で視聴する。NHK7時のニュース (bilingual)
What's on Japan (bilingual)
BS ABC News Shower
どうしても上記番組が視聴できなければ下記を使いますが、これはNonNativeの英語です。http://www.nhk.or.jp/rj/index_j.html
第4回目
日本のニュース
ABC News Shower
日本のニュースを英語で聞き取り、英語で要約し、日本語で説明する。新聞やインターネットのニュース・サイトでその日のニュースを把握したのち、「二ヶ国語放送」のニュース番組を、英語で視聴する。
第5回目
日本のニュース
ABC News Shower
日本のニュースを英語で聞き取り、英語で要約し説明する。その争点について根拠を明らかにしながら自分の立場を表明する。新聞やインターネットのニュース・サイトでその日のニュースを把握したのち、「二ヶ国語放送」のニュース番組を、英語で視聴する。
第6回目
日本のニュース
ABC News Shower
日本のニュースを英語で聞き取り、要約し、説明する。その争点について根拠を明らかにしながら討論する。新聞やインターネットのニュース・サイトでその日のニュースを把握したのち、「二ヶ国語放送」のニュース番組を、英語で視聴する。
第7回目
International News:
アメリカの大統領選挙を例に
The Contenders
アメリカの2008年の大統領選挙関連のニュースを聞き取り、民主党・共和党内でそれぞれ「有力」とされる候補者のプロファイルをまとめる。ABC (USA) http://abcnews.go.com/
CNN (Podcasting有)
http://edition.cnn.com/video/
http://www.cnn.com/services/podcasting/index.html
ABC News Shower
第8回目
International News:
アメリカの大統領選挙を例に
Issues
アメリカの2008年の大統領選挙関連のニュースを聞き取り、今回の選挙で何が争点となっているのか、それぞれの争点について民主党・共和党内でそれぞれ「有力」とされる候補者の立場を考える。ABC (USA) http://abcnews.go.com/
CNN (Podcasting有)
http://edition.cnn.com/video/
http://www.cnn.com/services/podcasting/index.html
第9回目
International News:
アメリカの大統領選挙を例に
Issue Positions
争点について、第2回
第10回目
International News:
アメリカの大統領選挙を例に
Internet Strategies
アメリカの2008年の大統領選挙で、民主党・共和党内でそれぞれ「有力」とされる候補者のインターネット戦略を検討する。各候補のWebsiteにアクセスして争点ごとの立場(マニフェスト)とメッセージを聞いておく
第11回目
International News:
アメリカの大統領選挙を例に
ニュースのトピックも表現のされかたも国によって異なる。アメリカの2008年の大統領選挙について、他国のメディアはどのように報道しているだろうか、カナダ、英国、香港、インド、フィリピン、シンガポール、オーストラリアなど英語圏のメディアと日本のメディアの報道内容の比較からBBC (Podcasting有)
http://news.bbc.co.uk/1/hi/programmes/4977678.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/video_and_audio/default.stm
テキスト版はCNN.com とNews.google.comで対象の国を選んでアクセスする。動画メディアについては授業中またはBlackboardで指示
第12回目
Beyond "the News"メディア・コンテンツはニュースだけではない。自分の関心分野とその分野で英語に触れる方法を事前に(第11回までに)クラスで発表し、全員がアクセスしてきたことを前提に、クラスでアクセスしながら内容を検討、ディスカッションニュース・メディア以外のソース(NGO・CSOや国際機関などからエンターテイメントサイトまで)、自分の関心分野でクラスで共有したいサイトを探してくること
第13回目
Beyond "the News"前回の続きニュース・メディア以外のソース(NGO・CSOや国際機関など)、自分の関心分野でクラスで共有したいサイトを探してくること
第14回目
Presentation授業中に指示
第15回目
Presentation(履修生が15人以下の場合)
Final Examination(履修生が16人以上の場合)
授業中に指示

教科書
参考文献
新聞(日刊全国紙)、ラジオ、一般週刊誌、オピニオン誌、テレビニュース、ドキュメンタリー番組、インターネット・ニュースサイト、インターネット動画サイトなど
成績評価方法
毎回の授業で出される課題(hearingとdication, disucssionへの参加、presentationなど)の遂行レベルと学期末のプレゼンテーション(履修生が16名未満の場合)と期末試験(履修生が16名以上の場合)を総合評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
毎日の地道な積み重ねだけが目標達成への道です。教師の言ったことをノートに丸写しして、それを丸暗記して解答用紙を埋めるのが勉強だ、という考えを捨ててください。

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