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情報社会論

科目
情報社会論
区分
人間学科科目群
授業コード
2005260050
開設セメスター
3S4S
曜日・時限
春 木/56秋 木/56
単位数
2単位
担当者名
茅島 路子
授業の概要
 インターネットの急速な普及は、社会の仕組みや仕事のやり方はもちろん、人間同士の付き合い方まで変えてきている。インターネット上の広告収入が雑誌の広告収入に迫りつつあり、米国のアマゾン・コムでは、店舗では「ほとんど売れない本」が売り上げの半分以上を占めるようになっている。また、インターネット上で、無数の人々が自然に集い、知恵を出し合い、オンライン百科事典を作り上げたり、新しい医療機器を開発したりしている。
 このような複雑な現象を理解する新しいアプローチとして「ネットワーク思考」が注目されている。
 「ネットワークは、Web上の民主主義からインターネットの脆弱さ、そして恐るべきウィルスの広がりまで、さまざまな問題を理解するための新しい枠組みなのである。」(バラバシ 『新ネットワーク思考』 2004 p.16)
 本講義では、「ネットワーク思考」の基礎を学び、ネットワークの観点から情報社会を考察する。
到達目標
BAモデル、スモールワールド性、スケールフリー性を説明できる。
コンピュータ・ウィルスや人間のウィルスの感染が、ネットワークの形に影響されることを説明できる。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
ガイダンス 橋の街 ケーニヒスベルグシラバスを読んでくること
第2回目
身近な規則正しいグラフ 格子模様前回の講義内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておくこと.テキストあるいは配付資料を読んでくること.
第3回目
ネットワークの距離 その1 ベーコン数前回の講義内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておくこと.テキストあるいは配付資料を読んでくること.
第4回目
ネットワークの距離 その2 ランダム・グラフ ・ エルデシュ数前回の講義内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておくこと.テキストあるいは配付資料を読んでくること.
第5回目
スモールワールド その1 ミルグラムのスモールワールド実験
ワッツのスモールワールド実験
前回の講義内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておくこと.テキストあるいは配付資料を読んでくること.
第6回目
スモールワールド その2 スモールワールド性
ワッツ・ストロガッツ モデル
前回の講義内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておくこと.テキストあるいは配付資料を読んでくること.
第7回目
ゲーム ゲームをネットワークの視点から分析
スモールワールド性の再確認
前回の講義内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておくこと.テキストあるいは配付資料を読んでくること.
第8回目
スケールフリー その1ベキ則
パレートの法則
前回の講義内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておくこと.テキストあるいは配付資料を読んでくること.
第9回目
スケールフリー その2ネットワークのベキ則前回の講義内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておくこと.テキストあるいは配付資料を読んでくること.
第10回目
スケールフリー その3ハブ前回の講義内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておくこと.テキストあるいは配付資料を読んでくること.
第11回目
スケールフリー その4コミュニティをネットワークから同定できるか前回の講義内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておくこと.テキストあるいは配付資料を読んでくること.
第12回目
ネットワークという視点で捉える伝染病前回の講義内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておくこと.テキストあるいは配付資料を読んでくること.
第13回目
ネットワークという視点で捉えるコンピュータ・ウィルス前回の講義内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておくこと.テキストあるいは配付資料を読んでくること.
第14回目
ネットワークという視点で捉えるソーシャル・ネットワーク前回の講義内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておくこと.テキストあるいは配付資料を読んでくること.
第15回目
まとめ復習とまとめ前回の講義内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておくこと.

教科書
増田直紀・今野紀雄 『「複雑ネットワーク」とは何か』 講談社 2006年
参考文献
アルバート・ラズロ・バラバシ 『新ネットワーク思考』 NHK出版 2004年
成績評価方法
授業の参加度(発表)、レポート課題、定期試験を総合的に評価する.
そのほか受講者への指示/メッセージ

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