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リサーチ・デザイン

科目
リサーチ・デザイン
区分
国際言語文化学科科目群
授業コード
21065
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 水/34
単位数
2単位
担当者名
大内 博
授業の概要
この授業は二つの柱を中心に展開する。ひとつは、レポート・論文の書き方について学び、ひとつのレポート(リサーチペーパー)を書く。これは客観的なものの書き方の練習になる。もうひとつは、自分史を書くことによって、自分の人生を見つめ、創作としての人生という概念を体験する。これは主観的な思考に基づいた書き方になる。
到達目標
卒業研究の準備に資するために、全体レイアウト、章、節のつけ方、注のつけ方、引用・参考文献を掲載する場所などを学ぶために、ひとつのレポート(2,000字以上)を書く。さらに、これまでの自分の人生を振り返って考察し自分史(8,000字以上)を書く。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
講義の目標
授業参加のためのガイドライン
授業概要の説明
自己開示テスト・インターアクティブな紹介の実施
自主的に参加することが求められる。
第2回目
この授業で目標とする論文とは何か? *自分を高めるための手段として論文
*剽窃について
*問いと主張と論証
卒業生の卒業研究について受講生が各自レポートをする。
第3回目
書き方の約束について学ぶ *引用文の示し方
*引用・参考文献の示し方
卒業研究を題材として考える。
第4回目
リサーチペーパーのテーマを決める *テーマ設定の3原則
*テーマ設定の具体方策
自分にとって興味のある問題を出発点として考える。
第5回目
リサーチペーパーの構成 *主張の展開
*現状分析による問題提起
*先行研究の批判的検討
*解決方策の提示と主張の意味づけ
*まとめ
問題意識を自らの中に創作することが大切である。
第6回目
リサーチペーパーの提出・検討 リサーチペーパーの問題点について話し合う。レポート製作の基本心得を基準にして考える。
第7回目
リサーチペーパーの再提出 最終的なチェック提出期限を遵守すること。
第8回目
「自分史」とは何か?現在の自分について考察するための質問に答える。自分とはどういう存在なのか、虚心に考える。
第9回目
「自分史」の構成・アウトラインを作成するこれまでの自分の歩みを時系列的に、あるいは、スパイラル的に考えてみる。本当の自分とは何かにについて考察する。
第10回目
自分史の原稿チェック自分の思いが忠実に表現されているかどうかなどをチェックする。本当の自分とは何かにについて考察する。
第11回目
自分史の原稿チェック主語と述語がしっかりとつながっているかなどをチェック。自分が書いた文章を客観的に検討する。
第12回目
自分史の原稿チェック良い文の3原則
1.短文・単文
2.修飾語を多用しない
3.主語と述語のつながりが明確
自分が書いた文章を客観的に検討する。
第13回目
自分史の原稿チェック分かりやすい文章になっているかどうかをチェックする自分が書いた文章を客観的に検討する。
第14回目
自分史の原稿チェック誤字・脱字のチェック自分が書いた文章を客観的に検討する。
第15回目
「自分史」最終原稿提出最終的な原稿チェック期限を厳守して提出のこと。

教科書
『 大学生のためのレポート・論文術』 小笠原喜康著
参考文献
『論文の教室』 戸田山和久著
成績評価方法
提出されたレポートと自分史によって評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
基本的なレポートや論文の書き方の基本を学びます。卒業研究の準備に役立たせるのもひとつの狙いですが、客観的に物事を考える練習の機会にしたいと思います。自分史を書くというのは、自分って一体何なのだろうということを考えることです。同時に、人生は創作するものだという観点から過去と現在を見つめ、未来を考える機会になればと思っています。

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