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西洋思想史

科目
西洋思想史
区分
国際言語文化学科科目群
授業コード
21045
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 火/56
単位数
2単位
担当者名
油谷 耕吉
授業の概要
一般的に言う「思想史」とは、かなりとらえどころのない概念です。例えば「社会思想史」、「政治思想史」、「宗教思想史」等の場合、それらの対象は実在した歴史的事象となりますが、ここでは、主として「哲学思想」を扱います。しかし、西洋の哲学思想を単に通史的・網羅的に取り上げるのではありません。重要なのは、連続的に想定される観念の歴史ではなく、時として非連続的な精神の歴史だと考えるからです。それ故ここでは、各時代の代表的な哲学的著作から比較的読みやすいテキストを選んで、そこで述べられていることの理解を通して、自ら「哲学する」ことを学びます。
到達目標
授業の目的は二つです。一つは、各時代の著作を通して様々な哲学思想に触れること、もう一つは、テキストの読みを通して、種々の概念操作に慣れ、抽象的な思考力を少しでも身に付けるようにすることです。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
イントロダクション 哲学とはテキストを持参すること
第2回目
古代哲学(1) 古代哲学の誕生と発展事前に指定部分を読んで臨む
第3回目
古代哲学(2) 二元論と一元論事前に指定部分を読んで臨む
第4回目
古代哲学(3) 古代の唯物論事前に指定部分を読んで臨む
第5回目
古代哲学(4) 自由の問題事前に指定部分を読んで臨む
第6回目
中世哲学(1) キリスト教思想事前に指定部分を読んで臨む
第7回目
中世哲学(2) 中世思想の根本問題事前に指定部分を読んで臨む
第8回目
中世哲学(3)普遍者論争事前に指定部分を読んで臨む
第9回目
近世哲学(1)近代思想の誕生事前に指定部分を読んで臨む
第10回目
近世哲学(2)唯理論と経験論事前に指定部分を読んで臨む
第11回目
近世哲学(3)批判主義の根本精神事前に指定部分を読んで臨む
第12回目
近世哲学(4)弁証法的思惟事前に指定部分を読んで臨む
第13回目
現代哲学(1)唯物論の超克事前に指定部分を読んで臨む
第14回目
現代哲学(2)現代哲学の展望事前に指定部分を読んで臨む
第15回目
試験課題(1ヶ月以上前に提示)によるリポートリポート作成に関する「規定」と「注意」(何れも課題のプリントに併記)に則って十分な準備を。

教科書
淡野安太郎「哲学思想史」勁草書房
参考文献
授業の中で随時提示します。
補助教材として、思想の科学研究会篇『新版 哲学・論理用語辞典』三一書房、を参照することが望ましい。
成績評価方法
課題によるリポート
そのほか受講者への指示/メッセージ
哲学を学ぶことは、世界を理解し、物事を整理し、言葉の遣い方に注意深く意識的になる、等々の点で役立ち、「自分」というものを考える指針となるでしょう。

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