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家畜繁殖学

科目
家畜繁殖学
区分
生物資源学科科目群
授業コード
13019
開設セメスター
5S7S
曜日・時限
春 月/67
単位数
2単位
担当者名
友金 弘
授業の概要
「家畜繁殖学」では、主に家畜を対象として繁殖現象の原理および家畜生産性向上に活躍する応用技術を紹介する。性の決定、雌雄の生殖器官の発生と形成、雌雄の生殖活動(精子・卵子・ホルモンの生産)、性腺活動に係わるホルモン(ペプチド・ステロイド)、性周期と排卵の機序、受精、初期胚の発育(卵割・胚形成)、妊娠の成立と維持(黄体機能と胎盤)、分娩そして乳腺の発育、必乳の開始と維持(母子行動)を解説する。また家畜の生産性と結びつく応用技術を伝える。
到達目標
繁殖活動と生物種維持の意義を知る。繁殖活動が神経系・下垂体・性腺軸からなる生体統御の一つであることを理解する。そして繁殖活動を成り立たせる生殖器官の機能、および生殖器官の機能を調節する情報(ホルモン)の存在と役割を知る。繁殖活動の人為的制御の必要性と倫理を考える。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
繁殖と性の分化 繁殖目的(種の維持と多様性)、雄雌の決定シラバスの確認
第2回目
雌と雄の生殖器官 卵巣、雌の副生殖器官、精巣、雄の副生殖器官生殖腺を調べておく
第3回目
視床下部・下垂体ホルモン ペプチドホルモン、下垂体前葉・後葉ペプチドを調べておく
第4回目
雌・雄性ホルモン ステロイドホルモンの合成、生殖器官への作用ステロイドを調べておく
第5回目
繁殖活動の周期 性周期、妊娠期、必乳期、季節繁殖周期とはを調べておく
第6回目
精巣の活動1(精子形成) 精子細胞の増殖と変態、精子形成とホルモン細胞分裂を調べておく
第7回目
精巣の活動2(精液と行動) 精液の性状、精子の運動と代謝、性行動エネルギー代謝を調べておく
第8回目
卵巣の活動1(性周期・卵胞発育)卵胞発育と構成細胞、排卵、卵子の成熟卵子を調べておく
第9回目
卵巣の活動2(排卵・黄体機能)排卵と黄体形成ホルモン、フィードバック機序排卵を調べておく
第10回目
妊娠の成立(受精)精子・卵子の受精準備、受精の過程、卵割と初期胚発育受精卵を調べておく
第11回目
妊娠の維持(着床・胎盤)初期胚・子宮の相互作用、胎盤の形成と機能着床とはを調べておく
第12回目
分娩と乳腺胎児と子宮の相互作用、乳腺の組織構成妊娠期間を調べておく
第13回目
必乳(乳汁分泌と排出)乳汁成分と特徴、吸乳行動の意義、必乳曲線乳汁を調べておく
第14回目
生殖工学1(人工授精)人工授精と生産効率、精液検査、凍結保存受精現象を復習しておく
第15回目
生殖工学2(胚移植と遺伝子操作)体外受精卵の作成、染色体・遺伝子の改変初期胚の特徴を復習しておく

教科書
なし/必要に応じてプリント配布
参考文献
動物生殖学/佐藤英明/朝倉書店
成績評価方法
出席充足者を対象に定期試験と小テストを行い、すべての点数によって判断する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
質問などで授業への積極的、参加を期待する。

更新日:12/25/2005
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