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生物学B

科目
生物学B
区分
生物資源学科科目群
授業コード
53029
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 水/56
単位数
2単位
担当者名
安部 直重
授業の概要
つながりの中で生きている生物の在り方を意識し、無機的な環境・生物的環境と、主体としての生物の関わり合いの中で、それぞれの生物がいかにうまく生きているのかを知る。また、ヒトの環境形成作用が自然界に及ぼす影響を考えながら、その影響下にある生物多様性の動態、ヒトの存在を加味した保全生物学のあり方を考究する。
到達目標
1.生物界が一つのシステムとして成り立っていることを理解する.
2.キーワードとしての環境要因が自分の言葉で説明できる.
3.ヒトが環境におよぼす影響を知り,何をすべきか,すべきでないかを考察し,実践できる. 
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
身近な生物とその環境 環境は生物を想定し、生物は環境をつくるシステムとしての環境を考える
第2回目
多様な生物界 生き物の多様性環境要因を列挙し、生物との関わり合いを考える
第3回目
進化からみた生態 進化なくして生態なし進化の意味を考える
第4回目
生活史の適応進化 生物の環境への適応生物の遺伝子だけでは決まらないことを理解する
第5回目
生理生態的特性の適応戦略 植物・動物における戦略様々な生き残りの戦略の理解
第6回目
動物の行動と社会 空間行動と社会配偶システム・群形成の意義
第7回目
個体間の相互作用と個体群 種内競争と密度効果群内個体間の相互関係の理解
第8回目
生物群集とその分布種間相互作用生物種間の相互作用の理解
第9回目
生態系の構造と機能生物の生産と物質循環生態系のエネルギー循環を考える。
第10回目
環境保全と生物多様性生物多様性を保全することとは?環境倫理を踏まえて、ヒトのあるべき道を考察できるようにする。
第11回目
環境保全と生物多様性生態系保全の理論的背景なぜ保全しなくてはならないかを考える。
第12回目
ヒトと環境食物連鎖とヒト人間の生産活動を考える
第13回目
ヒトと環境食糧の質と量・農業農業生産と環境を考える
第14回目
ヒトと環境人間と自然の共生のためには?持続的生産のためにどうすべきか
第15回目
21世紀の生態系今後我々は何をすべきなのか環境破壊を考える。

教科書
教科書は使用せず,プリント配布を原則とするが,各項目は参考書Aに扱われているものが多い.
参考文献
1.池谷仙之・北里洋(2004)/地球生物学/東京大学出版会  2.樋口広芳(1996)/保全生物学/東京大学出版会 
3.円城寺 守(2004)/地球環境システム
成績評価方法
期末試験を中心とするが、学生自身の意欲と成果を加点することがある。 
そのほか受講者への指示/メッセージ
自分に適した参考書を探し出す努力を期待したい.そして,著者(他人)の言葉を自分の言葉で組み立て直せる訓練を心がけてほしい.

更新日:02/10/2004
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