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生物学A

科目
生物学A
区分
生物環境システム学科科目群
授業コード
13336
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 月/12春 水/78
単位数
4単位
担当者名
松香 光夫、稲津 厚生
授業の概要
生物は一つのシステムである。生物学は、いわばそのシステムを理解するための学問体系であり、生命現象をさまざまな視点で捉えた形態学、生理学、生化学、遺伝学、生態学などの諸領域を広く包括するものである。本科目では、生物という精巧なシステムを駆動する諸要因について学ぶため、応用各分野への基礎を論ずる。なお、第1~15回目を水曜日に、第16~30回目を月曜日に展開する。
到達目標
生命科学を理解する基礎として、生物の特質を理解することを目標とする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
生命とは 生命の特徴生物と無生物の違いについて、考えをまとめておく
第2回目
生物の分類 生物の階層原核生物、真核生物、ウィルスの特徴を理解しておく
第3回目
単細胞生物 構造と増殖単細胞生物の特徴について、調べておく
第4回目
多細胞生物I 植物と菌界植物体を構成する基本的構造および菌界の構成を予習
第5回目
多細胞生物II 動物動物の体を構成する基本的構造を予習
第6回目
生物の構成 細胞植物と動物の細胞小器官について調べておく
第7回目
生体の構成成分 タンパク質、核酸生体を構成する物質には、どのようなものがあるのか、また各々の特質について調べておく
第8回目
細胞分裂I体細胞分裂体細胞が増殖するメカニズムについて予習
第9回目
細胞分裂II減数分裂配偶子が形成されるメカニズムについて予習
第10回目
生殖と発生I性と生殖(有性・無性)性の意味、生殖との関わりを調べておく
無性生殖・有性生殖の様式と特徴について調べておく
第11回目
生殖と発生II発生と分化、形態形成発生から器官形成までの調節について
第12回目
遺伝Iメンデルの法則とその後メンデルの行った実験と得られた結果の解釈、突然変異、組替えなどについて考えておく
第13回目
遺伝II遺伝学:20世紀から21世紀へ20世紀後半における遺伝学の発展を整理する
第14回目
遺伝III応用遺伝学社会と遺伝学の関わりをを考えておく
第15回目
試験

第16回目

生物学とは生物学史生物学の歴史的展開と学問としての位置づけを予習
第17回目
生物の多様性生物の系統生物の系統樹を調べて、なぜ多様化したのか考えておく
第18回目
DNAとゲノム生命の本体としてのDNA、ゲノム生物学の進展DNAの構造と、それが生命の本体であると結論づけられるまでの研究史を調べておく
第19回目
セントラルドグマDNAの半保存的複製とセントラルドグマ、タンパク質の合成DNAの自己複製の様式と特定のアミノ酸配列をもったタンパク質が合成される過程を予習
第20回目
形質発現の制御タンパク質の種類と、合成の制御。オペロン説。性決定の分子的しくみ遺伝子による酵素合成の誘導と抑制のメカニズムについて予習
第21回目
同化作用I光合成と化学合成独立栄養生物の炭酸同化について予習
第22回目
同化作用II窒素同化。その後のアナボリズム窒素同化と共生微生物との関連、その後の同化的代謝について調べておく
第23回目
異化作用ATPの合成と利用、呼吸代謝ATPの生産経路、生産効率について、酸素呼吸、無気呼吸を含めて調べておく
第24回目
生体内の反応と調節I神経生体が感覚器で受信した信号を検知して対応する仕組みと神経との関連について予習
第25回目
生体内の反応と調節IIホルモン体内の生理作用に関わる内分泌系について調べておく
第26回目
恒常性の維持糖代謝の調節、免疫生体内の恒常性を維持するメカニズムについて生体防御機構も含めて調べておく
第27回目
遺伝子と行動遺伝子に支配される行動行動パターンと遺伝子との関連について調べておく
第28回目
適応・生存戦略環境への適応のしくみと、生存戦略としての意味進化を考える
第29回目
生物学のひろがりポストゲノム時代の生物学と応用生物学生物学という学問が今後どのように発展していくか考えをまとめておく
第30回目
試験

教科書
石川 統:生物科学入門。 裳華房。
参考文献
授業中に紹介
成績評価方法
試験(小テストを含む)の成績により5段階評価
そのほか受講者への指示/メッセージ
予習と復習を効率よく行うとともに、各テーマを関連づけて学んで欲しい。

更新日:01/16/2006
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