検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

分子生物学

科目
分子生物学
区分
生物資源学科科目群
授業コード
13060
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 月/12春 金/34
単位数
4単位
担当者名
肥塚 信也
授業の概要
生物の多様性と生命現象の普遍性を理解する事が生物学の目的である。生物学の扱う対象の大きさは幅広いが、本授業では、生命現象を分子・細胞レベルで理解し、それらがどのように制御されているかを学ぶ事を目的とする。また、これらの知識の技術への応用についても幾つかの例を用いて学ぶ。
到達目標
遺伝子とタンパク質の構造と機能を学ぶことにより、生命現象を分子・細胞レベルで理解することを目標とする.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
分子細胞学のイントロダクション 生物学分野における分子生物学の位置づけ本授業の方針とアウトラインを説明する。欠席した場合は必ず内容を確認すること。
第2回目
細胞と物質 生命を作る物質の構成と細胞生命を構成する物質について予習。原核生物と真核生物とは何かを予習しておく。
第3回目
酵素(1) タンパク質の構造と種類身近なタンパク質の例を5つ以上挙げられるようにしておく。
第4回目
酵素(2) 生体内の触媒としての酵素基礎化学で学んだ触媒とは何かを予習しておく。
第5回目
酵素(3) 基質濃度と反応速度の関係基礎化学で学んだ反応速度について復習しておく。
第6回目
酵素(4) 酵素反応の調節と阻害剤前項の基質濃度と反応速度の関係を復習しておく。
第7回目
酵素(5) 酵素反応の実際ー酸素呼吸を例として生物Aで学んだ酸素呼吸について復習しておく。
第8回目
酵素(6)酵素反応の実際ー光合成を例として生物Aで学んだ光合成について復習しておく。
第9回目
酵素(7)食物と栄養栄養素とは何か?ビタミンとはなにか?予習しておく。
第10回目
生化学的基礎事項のまとめ補足とまとめ
第11回目
遺伝子としてのDNA(1)遺伝子の発見とメンデルの法則生物Aで学んだメンデルの法則について復習しておく。
第12回目
遺伝子としてのDNA(2)遺伝子の実体とDNA生物Aで学んだDNAについて復習しておく。
第13回目
遺伝子としてのDNA(3)DNAの複製本授業の最も重要な部分なので参考書及び配布する資料を用いた効率的な予習復習に努める
第14回目
遺伝子としてのDNA(4)DNA修復と組み換え
第15回目
遺伝子の発現(1)転写と翻訳 (1)

第16回目

遺伝子の発現(2)転写と翻訳(2)本授業の最も重要な部分なので参考書及び配布する資料を用いた効率的な予習復習に努める
第17回目
遺伝子の発現(3)翻訳後のプロセッシング
第18回目
遺伝子の発現(4)タンパク質の分解
第19回目
遺伝子の発現(5)遺伝子発現の調節(1)
第20回目
遺伝子の発現(6)遺伝子発現の調節(2)
第21回目
遺伝子の発現(7)遺伝子の異常
第22回目
分子遺伝学的事項のまとめ補足とまとめ
第23回目
形質の発現と形態形成(1)細胞周期と細胞分裂生物Aで学んだ、細胞分裂について復習しておくこと
第24回目
形質の発現と形態形成(2)動物の発生と分化(1)配布資料をよく読んでおくこと。
第25回目
形質の発現と形態形成(3)動物の発生と分化(2)
第26回目
形質の発現と形態形成(4)植物の発生と分化(1)
第27回目
形質の発現と形態形成(5)植物の発生と分化(2)
第28回目
細胞生物学的事項のまとめ補足とまとめ
第29回目
分子生物学を支える技術遺伝子のクローニングとPCR配布資料をよく読んでおくこと。
第30回目
今後の分子生物学最近の知見と今後配布資料をよく読んでおくこと。

教科書
理系なら知っておきたい生物の基本ノート【生化学・分子生物学編】 山川喜輝著(中経出版)及び配布する資料を中心に授業を進める
参考文献
細胞の分子生物学 ( ニュートンプレス)・レーニンジャー新生化学(広川書店)・コーン・スタンプ生化学(東京化学同人)・クロー遺伝学概論(倍風館)等。その他は授業で紹介する
成績評価方法
期末試験50%、小テスト30%、レポート20%を目安に到達目標の達成度を評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
分子生物学は学ぶ分野が多岐にわたるので予習復習に努める。疑問点は、自分で整理し授業後もしくは指定の時間に教官に質問して理解に努める。分子生物学の専門書は数多く存在する。自分に合う一冊を見つけ、それを通読することは、将来、専門分野に進むときに役立つので、この授業を通じてよい参考書を自分で発見して欲しい。

更新日:
検索トップページ担当別50音一覧