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作物学

科目
作物学
区分
生物資源学科科目群
授業コード
53013
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 月/67
単位数
2単位
担当者名
角谷 直人
授業の概要
食用作物の研究目標は安定・多収・良質性の向上にある。このためには各種作物の生産過程を解析的に分析する必要がある。
本講義では、イネ、トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモ、ダイズなどの食用作物を対象に、各作物の形態特性、生理特性、品種および栽培に関する基礎知識の習得を目標とする。また、食用作物の生産性向上の観点から、光合成・物質生産のメカニズムを比較し、生産性向上の原理についても解説する。
到達目標
作物学は他の学問分野、例えば植物生理学、形態学、育種学などと関連して理解することが大切な学問である。したがって試験、レポート、授業中の質疑応答の中で他の分野の学問の内容と関連して的確に理解できているかが重要である。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
作物学とは。 作物の起源。作物学で何を学ぶか。作物学と他の分野との関係。各自で考えておく。
第2回目
イネ(1) イネの形態的特性と各器官の役割。生理特性。教科書の関係するところを予習しておく。
第3回目
イネ(2) イネの発育と収量の形成。生産性向上と栽培。教科書の関係するところを予習しておく。
第4回目
イネ(3) わが国におけるイネ品種の開発.良食味品種。教科書の関係するところを予習しておく。
第5回目
イネ(4) IRRIにおける多収性品種の開発。緑の革命。ハイブリッドライス教科書の関係するところを予習しておく。
第6回目
トウモロコシ(1) トウモロコシの形態および生理的特性。教科書の関係するところを予習しておく。
第7回目
トウモロコシ(2) トウモロコシの品種と生産性向上。ハイブリッド品種。教科書の関係するところを予習しておく。
第8回目
ジャガイモジャガイモの作物的特性と生産性向上。教科書の関係するところを予習しておく。
第9回目
サツマイモサツマイモの作物的特性と生産性向上。教科書の関係するところを予習しておく。
第10回目
ダイズダイズの作物的特性と生産性向上。根粒菌着生と栽培。教科書の関係するところを予習しておく。
第11回目
作物の光合成作物と光合成。作物の群落内光合成を比較する。事前の配布資料を予習しておく。
第12回目
光合成能力の遺伝と進化作物の光合成の遺伝特性を知り、光合成能力改良の可能性を探る。事前の配布資料を予習しておく。
第13回目
作物のバイオテクノロジー作物で使われている主なバイオテクノロジー。事前の配布資料を予習しておく。
第14回目
まとめ21世紀における作物研究の方向性を示唆する。各自で考えておく。
第15回目
試験

教科書
作物学(Ⅰ)―食用作物編―/秋田他/文永堂出版
教科書は使用するが必要に応じてプリントを配る。
参考文献
成績評価方法
講義の区切りごとに小テストを行う。小テスト40%と本試験60%とから評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
作物は身近なもので、生活するうえで重要なものなので、普段から興味をもって勉強することが大切です。

更新日:01/28/2004
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