検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

環境倫理学

科目
環境倫理学
区分
生物環境システム学科科目群
授業コード
53337
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 月/78
単位数
2単位
担当者名
松香 光夫
授業の概要
人間の力によって作りかえられた地球環境が,色々な問題を引き起こしている.生物の1種にすぎないヒトが作り出した問題にどう取り組むかを考えてもらう.立脚する点を生物学におき,他人や他の生物との共生やその時におきる権利の衝突,その解決法を探る.
到達目標
環境問題の発生と現状をシステム論の立場から理解する.最適解を求める中で,各テーマについての意見発表などを通じて,種々の考え方にアプローチし,自分の考えを主張できる力をつける.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
バイオエシックス その由来。ヒトの環境形成作用によって環境が悪化する必然性。生命倫理と環境倫理が取り上げられなければならない理由を考えておく。
第2回目
環境とは何か 生物・ヒトと自然の関係。脱自然 環境収容力
第3回目
何が問題か I 自己調査結果の発表環境倫理関係書籍の読書感想文の提出
第4回目
環境倫理学の原点 環境文学作品紹介
第5回目
環境倫理学の原理 I 地球有限主義宇宙船・地球号上での生態系のなりたち、生態系保存を考える
第6回目
環境倫理学の原理 II 世代間倫理未来世代の生存条件を保証するには?
第7回目
環境倫理学の原理 III 自然物の生存権人間中心主義からの脱却ができるか
第8回目
何が問題か II環境問題と、その解決への取り組み I環境問題のリストアップ。何が重要課題かをかんがえてくる。
第9回目
何が問題か III環境問題と、その解決への取り組み II例えば京都議定書、代替エネルギー
第10回目
何が問題か IV南北問題などに見る格差をどう考えるか公平さの保証ができるか
第11回目
何が問題か Vその他のケーススタディ、発表・討論
第12回目
環境教育「持続可能な開発のための教育の10年」/環境教育どのように環境を意識し、それに対応できるるか考える
第13回目
環境と平和環境問題は暴力の一つである。いかに平和に解決ができるか解決を考える
第14回目
環境倫理学の枠組みまとめ自分にとって環境倫理学とは何だったのか
第15回目
最終レポートの提出

教科書
参考文献
事前に読むように多数の関連図書を紹介する。それに基づいて、意見を随時発表する。
成績評価方法
各テーマについて予習の成果を短いメモにまとめて提出。読書記録(感想文)、自由レポートなどを総合して評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
予習的に本を読み、意見を発表できるように積極的に考える。

更新日:01/16/2006
検索トップページ担当別50音一覧