授業計画 | テーマ | 内容 | 授業を受けるにあたって |
第1回目 | 環境問題を考える視点
(環境問題の再定義)
(鈴木) | 日本の公害の歴史から最近起こりつつある環境問題を考え、問題が複雑に絡んでいることを理解する。経済成長、科学技術が開発と結びつき大きな環境問題を引き起こしてきたが、環境問題の解決には科学技術が不可欠であることも理解する。 | 教科書8~11頁「拡大増幅する環境問題」265、266「日本の公害」254、255「開発途上国の公害問題」を目を通しておく |
第2回目 | 人口爆発と食糧危機
(貧困と平和、環境への圧力)
(鈴木) | 人口増加と食糧問題が地球環境にどのような負荷となっているか、貧困と人口問題の関わリや開発途上国の問題が今後地球環境にどのように影響するのかを考え、我が国を含む先進国の役割を考える。 | 教科書256、257「人口爆発と食糧危機」63~74「アフリカはいま」を目を通しておく |
第3回目 | 世界の農業と土壌
(世界の水資源と農業)
(鈴木) | 人口と食糧問題に絡み農業と自然破壊の関連を知り、また土壌を守る難しさ、現代の食糧生産が地球環境に圧力をかけている実体を知る。メコン河流域国の現状を通して水資源と環境問題を考える。 | 教科書120~129「メコン河流域の水資源と環境」を目を通しておく |
第4回目 | 環境問題と公平性
(南北・世代間の公平性)
(鈴木) | 温暖化の因果関係を考察し国際協力の必要性を知る。先進国が世界資源の4/5を消費している実体から南北問題の公平性を考え、EUバブル案など国家の枠を超えた問題を考える。また原子力問題など世代間の公平についても考える。 | 教科書240、241「地球温暖化」42~52「地球温暖化と南北の衡平」を目を通しておく |
第5回目 | 身近な樹木と森林がつくる地球環境
(森林資源の世代間の平等)
(山岡) | 校庭や公園で普通に見られる樹種を例に、環境教育教材としての樹木にについて考える。さらに森林生態系がもつ重要な機能を理解し、21世紀の森林が抱える問題と、持続可能な森林管理をめざす世界の動向を把握する。 | |
第6回目 | 食の環境と狂牛病
(江澤) | 食の環境としては畜産物の食肉、鶏肉等を考える。食肉の狂牛病、ウイルスが問題視されている。その病原因子も判明されタンパク質(プリオン)、ウイルスの感染経路も明らかにされてきているが、おお基は動物の食物連鎖が関与している食の環境問題を考えてみる。 | |
第7回目 | 危機に瀕する生態系
(陸上生物・海の生態系)
(鈴木) | 陸上・海の生物の生態系を人間が乱している事実を知り、開発が環境の圧力になっていることを認識する。化学有害物質の行方を探り、環境ホルモンなど地球全体に拡大する物質と生態系への影響を考える。 | 教科書250、251「野生生物の減少」を目を通しておく |
第8回目 | 環境問題の解決に向けて
(NGO、自治体の役割)
(鈴木) | 環境問題は国家間のみでは解決できない。開発途上国の開発や環境問題を考えるときNGOの役割は大きい。地域の問題は自治体、企業の役割、市民の参加が重要である。各種の実例からその解決策を考える。 | 教科書174~179「国家をこえる力」140~150「NGOの時代」を目を通しておく |
第9回目 | 情報社会の倫理
(佐藤) | 高度に情報化が進んだ社会では、今までと異なる倫理観が必要である。ここでは、現代人に不可欠なものとなっている携帯電話、とくに写真が撮れるものを題材に現代の倫理について考える。この回は、学生自ら意見を述べ、質問、討論することを求める。 | |
第10回目 | ゼロエミッションへの挑戦
(廃棄物とリサイクル)
(鈴木) | 大量生産、大量消費が生み出した廃棄物問題は奥が深い。従来の一方通行型経済システムからリサイクルやゼロエミッションへの取り組みを企業の実例から学び、経済成長との共存を考える。 | 教科書267、268「廃棄物とリサイクル」162~170「廃棄のコスト」と「費用負担」の在り方を考える を目を通しておく |
第11回目 | 環境政策と経済負担
(経済的手段・環境会計)
(鈴木) | 環境政策には経済手段が必要といわれるが、どんな手段があるのか、手段の活用に向けて問題点と改善の方法を探る。ISO 14000や環境会計、環境レポートなど企業の取り組みについて学ぶ。 | 教科書223~235「環境対策の手法とその課題」を目を通しておく |
第12回目 | 環境コミュニケーション
(持続可能性に向けた教育)
(鈴木) | 環境問題に無関心が悪循環を起す。環境意識を高めるには環境教育が必要であり、さらに環境問題解決には市民参加のパートナーシップが必要であることを学ぶ。 | 教科書193~203「環境コミュニケーション・環境教育・市民参加」を目を通しておく |
第13回目 | | | |
第14回目 | | | |
第15回目 | | | |