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植物組織培養論

科目
植物組織培養論
区分
生物資源学科科目群
授業コード
53034
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 月/12
単位数
2単位
担当者名
今村 順
授業の概要
植物の細胞や組織を培養する手段が著しく発達し、生物学や農学の研究手段として利用することも、また植物育種などの実用面に利用することも可能になった。それゆえこの手法は植物におけるバイオテクノロジーの基礎技術とみなされている。本講義では、植物組織培養法の発展過程とともに、その基礎的理論と技術について述べる。
到達目標
植物組織培養の基礎知識の習得,および理論の習得を目指す.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
植物組織培養の原理 ガイダンスと植物組織培養の原理について教科書 p.13~24
第2回目
植物組織培養と分化全能性 植物の器官や組織の培養、細胞の培養による植物細胞の分化全能性の証明教科書 p.25~32,植物の形態を十分理解しておくこと
第3回目
植物組織培養の基礎技術 培地作成,無菌操作,観察と、植物成長調節物質の作用と植物体再生教科書 p.40~47
第4回目
教科書 p.55~88,培地について調べておくこと
第5回目
葯・花粉培養と半数体 減数分裂と花粉形成,半数体の作成法と植物育種への応用教科書 p.148~163、花粉の形成について調べておくこと
第6回目
優良個体の増殖と維持 大量培養技術、試験管内保存、人工種子など教科書 p.101~117,119~133
第7回目
胚・胚珠培養,ウィルスフリー 植物の受精と胚の発育,胚・胚珠培養の方法と植物育種への応用,ウィルスフリー苗の作出とその応用教科書 p.33~38,135~147,89~100
第8回目
培養による変異変異の発生とその制御、細胞選抜、ソマークローナル変異教科書 p.48~54,179-189
第9回目
プロトプラスト培養プロトプラストの単離と培養法教科書 p.164~174
第10回目
細胞融合細胞融合の原理と方法,植物育種への応用教科書 p.193~202
第11回目
遺伝子組換えI遺伝子の構造、クローニング教科書 p.206~224
第12回目
遺伝子組換えII遺伝子導入、選抜方法教科書 p.206~224
第13回目
遺伝子組換えIII遺伝子組換え作物の現状教科書 p.206~224
第14回目
個体識別PCRなどによる個体識別技術とその応用教科書 p.229~248
第15回目
期末試験

教科書
新版 図集・植物バイテクの基礎知識/大澤勝次・江面浩/農文協/2,700円
(必要に応じて補助資料を配布)
参考文献
植物組織培養の技術/竹内正幸ほか/朝倉書店/6,800円
DNA農業/岡田吉見/共立版/
成績評価方法
試験の評価:80%,レポートと出席の評価:20%の総合評価
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:01/16/2006
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