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チ-ムマネジメント

科目
チ-ムマネジメント
区分
マネジメントサイエンス学科科目群
授業コード
54939
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 火/78
単位数
2単位
担当者名
野渡 正博
授業の概要
チ-ムについて理解する.学生との質疑応答を中心に授業を展開するので,受講生には事前準備(予習)が要求される.さらに,話題を集めているテ-マに関連した教材を紹介し,学生の理解を深めさせたい.また,産業界におけるチ-ムワークと生産性に関する研究成果(ITD:Industrial Teamwork Dynamics)を紹介する.
到達目標
経営活動におけるチ-ムの重要性を理解するとともに,社会心理学の視点からも考察し,チ-ムによるマネジメントを行うための基礎的な視点形成を習得させたい.各課題に対する理解度によって総合的評価を行う.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
ガイダンス(1) ガイダンス,自己紹介,研究分野,シラバス説明,他.視聴覚教材(DVD):ザ・メッセ-ジ「塚本幸一(ワコ-ル創立者)」→ 討論,研究課題:「経営活動におけるチ-ムによるマネジメントについて延べよ.」シラバスの内容を事前に確認し,理解しておくこと.
第2回目
ガイダンス(2) 概略紹介,質疑応答.教科書「現代のチ-ム制,理論と役割」の「チ-ムについての関心の高まり」のレポ-ト提出(①要約,②私見・感想,③疑問点).
第3回目
「チ-ムについての関心の高まり」 視聴覚教材(VTR):「新訂経営学 C7.チ-ム作業方式(放送大学,奥林康司)」→ 討論,「チ-ム研究に対する過去,現在,未来」について補足説明,質疑応答.「チ-ム:現在の意義と諸形態」のレポ-ト提出(①要約,②私見・感想,③疑問点.
第4回目
「チ-ム:現在の意義と諸形態」 「チ-ム制組織の特徴」,「チ-ム制組織の諸類型」,「自主率先的チ-ムへの発展動向」,「社会における個人化傾向とチ-ムのあり方」について補足説明,質疑応答.「チ-ムの形成と活動」のレポ-ト提出(①要約,②私見・感想,③疑問点)),集団課題資料配布.
第5回目
「チ-ムの形成と活動」 「チ-ム的協働的活動」,「協働的行動の基礎」,「チ-ムの形成と活動の過程」,「より大きな組織の中でのチ-ム」について補足説明,質疑応答.「チ-ム的協同活動の効果」のレポ-ト提出(①要約,②私見・感想,③疑問点).
第6回目
「チ-ム的協同活動の効果」 視聴覚教材(VTR):「新訂経営学 C8.フラット型管理組織(放送大学,奥林康司)」→ 討論,「集団・組織についての2つの考え方」,「マイナスの協働効果」,「プラスの協働効果」,「チ-ム効果の生成過程」について補足説明,質疑応答.「小集団活動とチ-ム作業方式」のレポ-ト提出(①要約,②私見・感想,③疑問点),集団課題チ-ムメンバー表回収.
第7回目
「小集団活動とチ-ム作業方式」 視聴覚教材(VTR):「QCサ-クル 4.グル-プ活動の力(日科技連,今泉益正)」→ 討論,「小集団活動とチ-ム作業方式の区別と関連」,「小集団活動とティラ-的分業関係」,「小集団活動と日本企業の作業慣行」,「小集団活動とチ-ム作業方式の比較」について補足説明,質疑応答.「社会-技術システム論とその展開」のレポ-ト提出(①要約,②私見・感想,③疑問点).
第8回目
「社会-技術システム論とその展開」卒業研究紹介(Power Point):「中国人のチ-ムワーク」→ 討論,「タビストック研究所と自律的作業集団」,「社会-技術システム論の構成概念」,「QWLとチ-ム作業の展開」について補足説明,質疑応答.「ハイブリッド型チ-ムから自主設計的チ-ムへ」のレポ-ト提出(①要約,②私見・感想,③疑問点),集団課題の質疑応答.
第9回目
「ハイブリッド型チ-ムから自主設計的チ-ムへ」視聴覚教材(VTR):「Learning in Action: U.S.Army,English & Japanese (Dr.D,A.Garvin, Harvard Business School)」→ 討論,「産業民主主義と準自律的作業チ-ム」,「西ドイツ独特のQCサ-クル:学習作業場」,「ドイツ独特のチ-ム制:ハイブリッド型作業チ-ム」,「ドイツのチ-ム制の将来:自主設計的作業チ-ムに向けて」について補足説明,質疑応答.「アメリカ軍隊のチ-ム研究」のレポ-ト提出(①要約,②私見・感想,③疑問点).
第10回目
「アメリカ軍隊のチ-ム研究」「チ-ムマネジメントに関する研究論文」(オリジナル,日本経営工学会誌他)について紹介,補足説明,質疑応答.「チ-ム・パフォーマンス研究」,「軍用機乗務員チ-ムワーク訓練」について補足説明,質疑応答.「近代スポ-ツとチーム」のレポ-ト提出(①要約,②私見・感想,③疑問点),集団課題の質疑応答.
第11回目
「近代スポ-ツとチーム」「近代スポ-ツの基本的構造」,「日本型大学スポ-ツの基本的構造とその変容」,「現代日本の課題:「あるべきもの」の自覚を」について補足説明,質疑応答.「真のチ-ムをめざして」のレポ-ト提出(①要約,②私見・感想,③疑問点).
第12回目
「真のチ-ムをめざして」「真のチ-ムをめざして」について補足説明,質疑応答.集団課題回収(レポ-トとフロッピーディスク(Power Point形式).
第13回目
ITD(Industrial Teamwork Dynamics)「チ-ムワ-クと生産性に関する研究論文」(オリジナル,日本経営工学会誌他)について紹介,補足説明,質疑応答.視聴覚教材(DVD):Working with Japanese, Communicating across Cultures/Doing Business with Japanese(マネジメント サ-ビス センタ-,日本経済新聞社)」→ 討論.
第14回目
集団課題発表(1)チ-ム別に集団課題を発表(Power Pointによる発表).全体に対する復習および疑問点の抽出
第15回目
集団課題発表(2),全体に対する質疑応答チ-ム別に集団課題を発表(Power Pointによる発表).授業全体に対する質疑応答,期末テストの説明,
授業評価アンケ-ト調査.

教科書
「現代のチ-ム制,理論と役割」/大橋昭一,竹林浩志編著/同文舘出版
参考文献
「チ-ムマネジメント」/古川久敬/日本経済新聞社,「入門チ-ムマネジメント」/小林惠智 監修/PHP研究所,「改訂経営学」/佐々木弘・奥林康司/放送大学教育振興会,「組織デザイン」/沼上 幹/日本経済新聞社,「ファシリテ-ション入門」/堀 公俊/日本経済新聞社,その他,必要に応じて紹介あるいは研究論文を配布する.
成績評価方法
個人課題/定期試験(50%),集団課題(30%),提出レポ-ト(20%)による総合評価,欠席が授業回数の1/4を超える場合は定期試験の受験は不可とする.集団課題:「チ-ムワ-ク」を数値的に評価するためのアンケ-ト用紙を作成せよ.
そのほか受講者への指示/メッセージ
学生の積極的な参加による授業運営を目指しています.学生諸君の事前準備と理解度の良否が授業の質を左右します.大いなる自己研鑽を期待しています.

更新日:01/14/2006
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