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オペレーティングシステム

科目
オペレーティングシステム
区分
メディアネットワーク学科科目群
授業コード
5480454825
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 月/78秋 金/78
単位数
2単位
担当者名
小林 由紀男
授業の概要
パソコンで普及しているMS-Windows**,ワークステーションの汎用OSであるUNIX等のオペレーティング・システム(OS、基本ソフト)を中心に、ユーザとしてのオペレーティング・シスムの利用方法とシステム管理者としての簡単な運用方法について学ぶ。また、Xウィンドウの利用が一般的になった現在,そのユーザとしての使い方と、システム管理者としての各種設定についても学習する。UNIXのカーネル機能の分類に沿って,プロセス管理・メモリ管理・入出力管理・ファイル管理を主たるテーマとする.また,パソコンのUNIX環境で自習できるように,UNIX系OSとしてはLinuxに焦点を当てた授業とする.
到達目標
オペレーティングシステム(OS)を十分理解し,OSを使いこなせ,一般ユーザにその使い方を教えることができる能力を培うこと.自分でOSをインストールでき,トラブルの原因を見つけ,その対策法が考えられること.下記の教科書・参考書・配付資料を参考に、授業の進展に沿って,各自選択したサーバ(ウェブサーバ・メールサーバ・データベースサーバ等)の80%程度を構築できるまで到達してほしい.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
コンピュータとOS(UNIX/Linux) 授業の概要説明.OS(UNIX,Windows**)とコンピュータの概要シラバスの確認.教科書1・1~1・2
第2回目
コンピュータの操作とOSの使用 UNIXのプロセスの生成・制御・状態,ウィンドウ操作今週の授業資料.教科書1・4, 2・1~2・3
第3回目
入出力とファイル作成 テキストエディタ,vi,emacs 他今週の授業資料.教科書2・4~2・8
第4回目
ファイルシステム ファイルとディレクトリ今週の授業資料.教科書3・1~3・2
第5回目
UNIX/Linuxのファイルシステム ファイルシステム,仮想ファイルシステム
【小テスト】
今週の授業資料・教科書3・3
小テスト範囲:授業第1回~第4回
第6回目
UNIX/Linuxの基本コマンド ディレクトリ操作・ファイルのコピー今週の授業資料・教科書4・1~4・4
第7回目
ファイルシステム操作コマンド 入出力 ,記憶装置,I/Oデバイス今週の授業資料・教科書4・5~4・6
第8回目
UNIX/Linuxプログラム開発コンパイラとメイクファイル
【小テスト】
今週の授業資料・教科書5・1~5・2
小テスト範囲:授業第5回~第7回
第9回目
コンパイルとデバッグC,C++,Javaコンパイラ今週の授業資料・教科書5・2~5・3
第10回目
インターネットWeb,Ftp,Telnet 他今週の授業資料・教科書6・1~6・3
第11回目
Linuxカーネル-Ⅰメモリアドレスとプロセス
【小テスト】
今週の授業資料
小テスト範囲:授業第8回~第10回
第12回目
Linuxカーネル-Ⅱシグナルとシステムコール今週の授業資料
第13回目
Linuxカーネル-Ⅲデバイスファイル,デバイスドライバ今週の授業資料
第14回目
期末試験システムの起動からプログラムの実行までの理解全「今週の授業資料」・教科書・小テスト問題
第15回目

教科書
ザ・Linux/戸川隼人/サイエンス社,2005.   必用に応じてブラックボードで授業資料・課題等を配布する.他にhttp://rironnew.inf.eng.tamagawa.ac.jp に掲載.
参考文献
オペレーティングシステム入門/古市 栄治/日本理工出版会.    The UNIX Super Text 【上】,【下】/山口和紀,他/技術評論社.   詳解LINUXカーネル/D.P.Bovet & M.Cesati/オライリー・ジャパン.http://rironnew.inf.eng.tamagawa.ac.jp/index.html
成績評価方法
小テスト(30%),期末試験(50%),授業でのアクティビティー(質問・発表等,20%)を考慮して100点満点とします.試験は,OSの使用法・システム設定能力・プログラム実行能力に着目してその到達度を評価します.成績は所定の規則通り,S・A・B・C・Fで評価しますが,出席が3/4に満たないものは期末の定期試験の受験資格を失いますので,合計は50点以下(つまりF)になります.
そのほか受講者への指示/メッセージ
「プログラミングⅠ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ」を履修していることが望ましい. 将来,SE・プログラマ・IT技術者を目指すための基礎科目となります.ペレーティングシステム(OS)はコンピュータを運用する基本技術です.一般コンピュータユーザの見えないところで,OSは機能してます.優れたOSの裏付けで,しっかりしたソフトウェア開発が可能になります.UNIXとWindowsの2つのOSについて,一般ユーザを指導できる程度の能力を養ってほしい.また,(ロボッットや測定器等の)デバイスに組み込むOSの設計設計が出来る程度のスキルを身につけてほしい.授業日までにブラックボードで配布する配布資料に目を通しておくことが必用.

更新日:01/15/2006
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